Version: Unity 6.0 (6000.0)
言語 : 日本語
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InspectorElement

InspectorElement は、Inspector ウィンドウに SerializedObject のプロパティを表示する UI コントロールです。これを使用して、カスタムエディターウィンドウに SerializedObject のプロパティを表示できます。

InspectorElement の作成

UXML または C# で InspectorElement を作成できます。以下の C# の例では、InspectorElement を作成し、SerializedObject にバインドします。

using UnityEditor.UIElements;
...
var inspectorElement = new InspectorElement();
var serializedObject = new SerializedObject(myObject);
inspectorElement.Bind(serializedObject);

C# の基本クラスと名前空間

C# クラス: InspectorElement
名前空間: UnityEditor.UIElements
基本クラス: BindableElement

継承された UXML 属性

この要素は基本クラスから以下の属性を継承します。

名前 説明
binding-path string バインドするターゲットプロパティのパス。 focusable boolean 要素がフォーカス可能である場合は true。
tabindex int フォーカスリング内でフォーカス可能な対象をソートするために使用される整数。0 以上の値に設定する必要があります。

この要素は VisualElement から以下の属性も継承します。

名前 説明
content-container string 子要素が追加されますが、通常は子要素は要素自体と同じです。
data-source Object 継承されたデータソースをオーバーライドするこの VisualElement にデータソースを割り当てます。このデータソースはすべての子に継承されます。
data-source-path string データソースから値へのパス。
data-source-type System.Type この VisualElement に割り当て可能なデータソースの型。

この情報は、設計時に有効なデータソースを指定できない場合に、データソースパスフィールドを補完するヒントとして UI Builder でのみ使用されます。
language-direction UIElements.LanguageDirection 要素のテキストの向きを示します。値は要素の子に伝播されます。

languageDirection を RTL に設定すると、テキストの反転と改行/折り返しの適切な処理による、右から左へ (RTL) の基本サポートが追加されます。ただし、包括的な RTL サポートは提供されません。これには、文字の並べ替えを含むテキストシェーピングと OpenType フォント機能のサポートが必要になるためです。将来のアップデートでは、言語、スクリプト、フォント機能の仕様を処理するための追加の API を含む、包括的な RTL サポートが予定されています。

このプロパティの RTL 機能を拡張するには、Unity Asset Store で入手可能なサードパーティ製のプラグインを探し、ITextElementExperimentalFeatures.renderedText を利用してください。
name string この VisualElement の名前。

このプロパティを使用して、特定の要素を対象とする USS セレクターを記述します。要素には一意の名前を付けるのが標準的です。
picking-mode UIElements.PickingMode mouseEvent または IPanel.Pick クエリの間にこの要素を選択 (ピック) できるかどうかを決定します。
style string VisualElement スタイルの値を設定します。
tooltip string ユーザーが要素をマウスオーバーした後、わずかな時間、情報ボックス内に表示するテキスト。これはエディター UI でのみサポートされます。
usage-hints UIElements.UsageHints VisualElement の意図されている使用パターンの概要を指定するヒント値の組み合わせ。このプロパティは、VisualElement がまだ Panel の一部でない場合にのみ設定できます。Panel の一部になると、このプロパティは事実上読み取り専用となり、変更しようとすると例外がスローされます。適切な UsageHints を指定することで、予想される使用パターンに基づいて、特定の操作をどのように処理するか、または高速化するかについて、システムがより適切な判断を下すようになります。これらのヒントは動作や視覚的な結果には影響せず、パネルとその中の要素の全体的なパフォーマンスにのみ影響することに注意してください。常に適切な UsageHints を指定することを考慮するようお勧めしますが、特定の条件下 (例: ターゲットプラットフォームのハードウェア制限) では、一部の UsageHints が内部的に無視される可能性があることに留意してください。
view-data-key string ビューデータの永続性 (ツリーの展開状態、スクロール位置、ズームレベルなど) に使用されます。

このキーは、ビューデータストアからビューデータを保存およびロードするために使用されます。このキーを設定しないと、関連する VisualElement の永続性が無効になります。詳細については、ビューデータの永続性を参照してください。

USS クラス

以下の表は、すべての C# パブリックプロパティ名と、それに関連する USS セレクターのリストです。

C# プロパティ USS セレクタ― 説明
ussClassName .unity-inspector-element この型の要素の USS クラス名。
customInspectorUssClassName .unity-inspector-element__custom-inspector-container この型の要素のカスタムインスペクター要素の USS クラス名
iMGUIContainerUssClassName .unity-inspector-element__imgui-container この型の要素の IMGUI コンテナの USS クラス名。
iMGUIInspectorVariantUssClassName .unity-inspector-element--imgui IMGUI インスペクターモードで表示される場合のこの型の要素の USS クラス名。
uIEInspectorVariantUssClassName .unity-inspector-element--uie UIElements インスペクターモードで表示される場合のこの型の要素の USS クラス名。
noInspectorFoundVariantUssClassName .unity-inspector-element--no-inspector-found インスペクターが検出されない場合のこの型の要素の USS クラス名。
uIECustomVariantUssClassName .unity-inspector-element--uie-custom UIElements カスタムモードで表示される場合のこの型の要素の USS クラス名。
iMGUICustomVariantUssClassName .unity-inspector-element--imgui-custom IMGUI カスタムモードで表示される場合のこの型の要素の USS クラス名。
iMGUIDefaultVariantUssClassName .unity-inspector-element--imgui-default IMGUI デフォルトモードで表示される場合のこの型の要素の USS クラス名。
uIEDefaultVariantUssClassName .unity-inspector-element--uie-default UIElements デフォルトモードで表示される場合のこの型の要素の USS クラス名。
debugVariantUssClassName .unity-inspector-element--debug USS デバッグモードで表示される場合のこの型の要素の USS クラス名。
debugInternalVariantUssClassName .unity-inspector-element--debug-internal 内部デバッグモードで表示される場合のこの型の要素の USS クラス名。
disabledUssClassName .unity-disabled ローカルで無効に設定されている要素の USS クラス名。

Inspector または UI Toolkit Debugger の Matching Selectors セクション を使用して、階層のすべてのレベルで VisualElement のコンポーネントに影響する USS セレクターを確認することもできます。

追加リソース

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