モバイル用に開発を行うときに、多くのデバイス特有のプロパティーを利用できます。詳しくは Unity スクリプトリファレンスの SystemInfo.deviceUniqueIdentifier、SystemInfo.deviceName、SystemInfo.deviceModel、SystemInfo.operatingSystem を参照してください。
海賊行為をする者は、しばしば DRM (デジタル著作権管理) プロテクションを外してアプリをハッキングし、そのアプリを無料で再配布してしまいます。Unity では、海賊版かどうかをチェックする仕組みがあり、Google Play Store に提出した後にアプリが変更されたかを判断することができます。
アプリが純正 (ハッキングされていない) かどうかを確認するには、Unity スクリプトの Application.genuine プロパティーを使用します。このプロパティーが false
を返す場合は、アプリユーザーに対し、彼らがハッキングされたアプリを使用していることを知らせるか、または、アプリの一部の機能へのアクセスを無効にできます。
ノート Application.genuineCheckAvailable は、Application.genuine と一緒に使用して、アプリに一貫性があるかを検証することができます。Application.genuine へのアクセスは、リソースに負担がかかる操作であるためフレームの更新中やスピードが重視されるコードのときに使用しないでください。
バイブレーションを行うには Handheld.Vibrate を呼び出します。バイブレーションの機能がないデバイスでは、この呼び出しは無視されることに注意してください。
モバイル OS には内蔵のアクティビティインジケーターがあります。これは、処理に時間がかかる時に表示すると便利です。
使用例については Handheld.StartActivityIndicator を参照してください。
iOS、Android、Tizen のプロジェクトを作成するとき、ユーザーのデバイスの画面の向きを制御することができます。方向の変更を検出したり、ある特定方向へ強制することは、ユーザーの端末の持ち方 (持つ方向) に応じてゲーム挙動を変えるのに役立ちます。
デバイスの向きは Screen.orientation を使って取得できます。以下のような向きがあります。
向き | 動作 |
---|---|
Portrait | 画面の下にホームボタンがある、普段使うような画面の向きのポートレートモード |
PortraitUpsideDown | デバイスは縦長のモードです。ただし、デバイスは縦方向に逆さまに置かれ、ホームボタンは上にあります。 |
LandscapeLeft | ポートレートモードを左向きに回転させた横長の画面 |
LandscapeRight | ポートレートモードを右向きに回転させた横長の画面 |
画面の向きを制御するには Screen.orientation を上記のうちの 1 つに設定するか、ScreenOrientation.AutoRotation に設定してください。
Auto Rotation に設定するときは、場合によって特定の向きを無効にすることが可能です。詳細は以下のページを参照してください。Screen.autorotateToPortrait, Screen.autorotateToPortraitUpsideDown, Screen.autorotateToLandscapeLeft, and Screen.autorotateToLandscapeRight
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