Asset Server はサーバ機へのシンプルなワンタイム インストールとして設計されています。Asset Serverとの連携はUnityを通して行われます。Unityはサーバ機にインストール出来ますが,必ずしもそうする必要はありません。クライアント機から管理を行い,プロジェクトやユーザを追加出来ます。各々の追加クライアントは,特定のユーザ認証を通してプロジェクトと同期するように設定する必要があります。
Asset ServerはMac OS X 10.4 以降, Windows XP, Windows Vista および様々な Linux デイストリビューション,すなわち CentOS, Ubuntu および Suse Linux を含めてインストール出来ます。 Unity Asset Server をリンクからダウンロードして下さい。
インストーラにより全ての必要なファイルはインストールされ,データベースをセットアップし,Asset Server を起動します。フローの最後に Admin password を入力するように求められます。このパスワードはUnityからAsset Serverを管理するのに必要です。プロジェクトやユーザの作成前に,Asset Serverに管理者として接続する必要があります。
Asset Server により任意の数の User が Project に接続出来ます。管理者はサーバに最初にクライアントとして接続して,新しいプロジェクトやユーザを作成する必要があります。
管理者ツール にアクセスふるには Unity を起動し,
を選択し, ボタンをクリックします。Server Address フィールドにて管理したいAsset ServerのIP address または host name を入力します。もしローカルマシンに Asset Server がインストールされていれば Server Address に “localhost” を使用出来ます。次に管理者のユーザ名とパスワードを入力します。管理者のユーザ名はつねに “admin” であり,パスワードは Asset Server をインストールしたときに入力した内容です。最後に ボタンをクリックします。これで Asset Server に接続され,初期セットアップを実行出来ます。
各々のサーバは複数のプロジェクトを含み,そして各々のユーザは一つ以上のプロジェクトに対するパーミションをつけることが出来ます。プロジェクトは通常 orthogonal (直交) であり,アセット コレクションに対して一意です。“プロジェクトとゲームは1:1” と考えるのがベストです。
新規のプロジェクトの作成は Server Administration タブの ボタンをクリックすることで作成出来ます。
新規のユーザを作成するには,まず既存プロジェクトを選択して
ボタンをクリックします。一つのプロジェクトでユーザが作成された後,ユーザリストの左のチェックボックスを有効にすることで,ユーザを別のプロジェクトに追加出来ます。
個別プロジェクトへのユーザ アクセスを有効/無効にすることが出来ます。 サーバ上のプロジェクトまたはユーザを完全に削除するには
および ボタンを使用します。Unity Asset Server はTCP ポート番号 10733 を使用します。ファイアウォールおよび/またはルーターで接続を有効にすることが必要な場合があります。
Asset Server は PostgreSQL の修正バージョンで作成されています。SQL データベースを直接アクセスするには SQL および Unix/Linux コマンドラインに関するかなりの技術的な知識ご求められます。ユーザ自身で使用するかどうか判断することを推奨します。
Asset Server にはバックアップのためのコマンドライン ツールが用意されています。このツールにより Asset Server を実行しているマシンの管理者アカウントで実行すべきです。バックアップ先の場所はBACKUP_LOCATION の値を置き換えて指定して下さい:
Mac OS X
sudo /Library/UnityAssetServer/bin/as_backup
BACKUP_LOCATION
Linux
sudo /opt/unity_asset_server/bin/as_backup
BACKUP_LOCATION
Windows
"%ProgramFiles%\Unity\AssetServer\bin\as_backup.cmd"
BACKUP_LOCATION
as_backup によりBACKUP_LOCATION の場所に,プロジェクト毎に一つ以上のファイルに加えて,各プロジェクトについての情報および全てのユーザおよびパスワード含むファイルのバックアップが含まれたディレクトリが作成されます。
as_backupを使用してAsset Serverのバックアップをリストアするには最初にプロジェクトの作成されてないAsset Server のクリーン インストールを実行します。(同一名の既存プロジェクトがある場合,リストア 処理は上書き出来ないと返す仕様になっています)。
次に,提供されているバックアップ リストア ツールを実行し,as_backup でバックアップを作成した場所 をas_restore
で指定します:
Mac OS X
sudo /Library/UnityAssetServer/bin/as_restore
BACKUP_LOCATION
Linux
sudo /opt/unity_asset_server/bin/as_restore
BACKUP_LOCATION
Windows
"%ProgramFiles%\Unity\AssetServer\bin\as_restore.cmd"
BACKUP_LOCATION
as_backup および as_restore を使用してインストールされた Asset Server を一つのマシンから別のマシンへ移動するには,ソースのマシンでバックアップ実行して,バックアップ ディレクトリを移動先のマシンに移動して(またはネットワーク ファイル共有でマウントして) ,as_restoreをを実行してデータを新たにインストールしてAsset Server インスタンスにデータを挿入する手順でも,対応が出来ることに留意して下さい。
プロジェクト データベース でテーブルを参照するには実際のデータベース名を知る必要が次のコマンドライン コマンドをAsset Serverをホストしているマシンで実行します:
Mac OS X
/Library/UnityAssetServer/bin/psql -U admin -h localhost -d postgres -c 'select * from all_databases__view'
Linux
/opt/unity_asset_server/bin/psql -U admin -h localhost -d postgres -c 'select * from all_databases__view'
Windows
"%ProgramFiles%\Unity\AssetServer\bin\psql.exe" -U admin -h localhost -d postgres -c "select * from all_databases__view"
これおよび他のコマンドでパスワード入力を求められます。その都度,インストールの時にセットした次の基本レイアウトに従った表のレコードとなります:
databasename | projectname | description | version
--------------------+--------------------+--------------------------+---------
sandbox | Sandbox | Created with Unity 2.0.0 | 1.0
game | Game | Created with Unity 2.0.0 | 1.0
my_game_project | My Game Project | Created with Unity 2.0.0 | 1.0
(3 rows)
次にバックアップしたいプロジェクトの “databasename” を識別する必要があります。データベースを作成するとき,デフォルトの “databasename” はUnityで表示される “projectname” と同じですが,大文字はに,スペースはアンダースコアに置換されます。
もしサーバが複数のPostgreSQLデータベースを異なるポートでホストした場合,Asset Server データベースに接続するポートを明示する必要があることに留意して下さい。この場合-p 10733を追加します。(デフォルトポートが10733であると仮定して)例は以下のとおりです:
Linux
/opt/unity_asset_server/bin/psql -U admin -h localhost -d postgres -c 'select * from all_databases__view' -p 10733
これらおよび他の全てのコマンドは PostgreSQL ディストリビューションからのツールを使用します。これらのツールについての詳細は次を参照して下さい: http://www.postgresql.org/docs/8.3/interactive/reference-client.html