Property
Properties (プロパティ) は、プロパティワークフロー を使ってグラフ要素に接続できる、編集可能なフィールドです。Context、Block および Operator などのグラフ要素にあります。
プロパティの使用
プロパティはグラフ要素に表示され、グラフ内の実際の値に応じて値が変化します。別のプロパティをあるプロパティスロットに接続すると、接続したプロパティの計算値を表示します。
ノート: 接続したプロパティを切り離すと、フィールドは以前のプロパティ値を戻します。
プロパティタイプ
Visual Effect Graph 内のプロパティは、ユーザーが定義する、ブーリアン、整数、float、ベクトル、テクスチャ、AnimationCurve またはグラデーションなどの、基本データ型のいずれかになり得ます。
プロパティコンポーネントへのアクセス
複数のコンポーネントから構成されるプロパティ (ベクトルや色など) は、各コンポーネントを個別に表示して、互換性のあるタイプのその他のプロパティに接続できます。これは、プロパティの隣にある矢印を使って、コンポーネントを開いて実行します。
プロパティの割り当て
プロパティは、基本型間で接続し、割り当てを実行できます。割り当ては、利用しているデータタイプの変更し、特異性を継承する際に便利です。
型間の割り当ては、以下の規則に従います。
- HLSL のすべてのキャスト規則が適用します。
- ただし、キャストできないブーリアン型は除きます。
- スケーラーはすべてのコンポーネントを設定することで、ベクトルにキャストします。
- ベクトルは、最初の N コンポーネントのみを取り込んで、より小さいサイズのベクトルにキャストします。
複合プロパティ型
複合プロパティ型は、より複雑なデータ構造を示すために、基本データ型から構成されています。例えば Sphere は、Position (Vector3) と Radius (float) で構成されます。
複合プロパティ型を展開して、そのコンポーネントにアクセスすることができます。
Spaceable Property
Spaceable (スペーサブル) プロパティは、値とともに 空間情報 (Local/World) を含む、特殊なプロパティ型です。この情報は、必要に応じてグラフが自動的に空間変換を実行するために使われます。
Space Modifier は、プロパティフィールドの左側に表示され、クリックすると変更することができます。
例 : Position 型は Vector3 値と Space を含みます: プロパティをローカル [0,1,0] に設定すると、グラフにはローカル空間における 0,1,0 値が指示されます。
システムシミュレーション空間 によっては、必要に応じて、値がシミュレーションに自動変換されます。
ヒント: プロパティ空間の手動変更は、空間変更 Operatorを使って行います。
Property ノード
Property (プロパティ) ノードは特殊な Operator ノードで、Blackboard で定義される Graph-Wide プロパティにアクセスできます。これらのプロパティを使うと、異なる場所にあるグラフで同じ値を再利用できます。
- プロパティノードは、プロパティが開放されると、プロパティ名の左側で緑色の点を表示します。
- プロパティノードは以下のように作成できます。
- Blackboard Panel から Workspace にノードをドラッグします。
- 右クリックのコンテキストメニューから Create Node メニューを使い、Property カテゴリーから希望のプロパティを選択します。
- プロパティノードは、プロパティノードを右クリックしてから "Convert to Inline" を選択すると、同じタイプのインラインノードに変換できます。
- Blackboard からプロパティを削除すると、グラフからすべてのプロパティノードを削除します。