Volumetric Lighting
HD レンダーパイプライン (High Definition Render Pipeline、HDRP) には、Volumetric Fog をレンダリングする、ボリュメトリックライティングシステムが含まれています。また HDRP は統一されたライティングシステムを実装しており、つまりすべての Scene コンポーネント (例えば ライト や不透明および透明ゲームオブジェクトなど) はフォグと相互作用してボリュメトリックにします。
ボリュメトリックライティングの有効化
HDRP Asset 内で Volumetric Lighting を有効にし、カスタマイズする手順は以下の通りです。
- Project 内で HDRP Asset を選択し、Inspector で表示します。Lighting セクションで Volumetrics チェックボックスを有効にします。
- ボリュメトリックの解像度を増やしたい場合は、High Quality チェックボックスを有効にします。ボリュメトリックライティングはリソース負荷がかかるエフェクトなため、このオプションは最大 8 倍までリソース負荷を増大させる可能性があります。
- Edit > Project Settings > HDRP Default Settings へ移動し、Lighting サブセクションの下にある Default Frame Settings セクションで Fog と Volumetrics が有効になっていることを確認します。
- さらに Default Frame Settings で、再投影サポートを有効化したい場合は Reprojection を有効にします。このオプションは、現在のフレームにライティングを計算するときに前のフレームを考慮することで、シーン内のライティングの質を向上させます。現在、このオプションは動的ライトと互換性がないため、動くライトの背後でアーティファクトのゴーストが発生する場合があります。さらに、Fog Volume オーバーライドで Anisotropy の値を高くすると、影がちらつく場合があります。
ノート
ボリュメトリックフォグは斜投影マトリックスを使うカメラには作動しません。カメラにボリュメトリックフォグをレンダリングさせたければ、off-axis 法による投影を割り当てないでください。