Unity Distribution Portal (UDP)
概要
Unity Distribution Portal (UDP) を使用すると、単一のハブを通して複数のアプリストアに Android ゲームを配布できます。UDP は、Android ビルドを各ストアの専用アプリ内課金 (IAP) SDK に再パックします。UDP コンソール からすべてのストアへの提出を管理できます。
UDP パッケージ
UDP パッケージには、UDP を操作するための SDK が含まれています。また、Unity エディターの Project Setting ウィンドウで Unity Distribution Portal タブも有効にします。
Unity Distribution Portal を使用して、以下の設定が可能です。
- Unity プロジェクトを UDP クライアントにリンク
- ゲームの IAP プロダクトのカタログを作成
より柔軟な対応のために、UDP コンソールに IAP プロダクトを作成
さらに、UDP パッケージは以下を提供します。
UDP のワークフロー
UDP を使用してゲームを配信する ために必要な全体的な流れは、以下のとおりです。
- UDP コンソールでゲームを作成
- UDP コンソールでゲーム情報を入力
- サポートする言語を定義
- Unity プロジェクトに UDP を実装
- ゲームのビルドとテスト
- ゲームを APK または AAB ファイルとしてビルド
- すべての IAP プロダクトが UDP コンソールにリストされていることを確認 (該当する場合)
- サンドボックスでゲームをテスト
- ゲームビルドを UDP コンソールにアップロード
- UDP コンソールのゲーム情報ページを完成させます
- テストがパスしたことを確認
- アプリケーションの署名秘密鍵をアップロード
- プレミアム価格を設定 (該当する場合)
- 追加の言語でゲーム情報をローカライズ (該当する場合)
- UDP でゲームをリリース
- ゲームをストアに公開
下の図はワークフロー全体を表したものです。
システム要件
UDP は Unity 5.6.1 以降でサポートされています。Unity 2018.4 以降を使用することを推奨します。
次のいずれかの方法で UDP をゲームに実装できます。
- UDP パッケージのみを使用 (UDP パッケージのインストール を参照)
- UDP パッケージと IAP パッケージを使用
実装の方法は、UDP コンソールには影響を与えません。
UDP パッケージと IAP パッケージを使用
Unity は、Package Manager からアクセスできる Unity IAP パッケージバージョン 3.0.0 以降で UDP パッケージを使用することを推奨します。
Unity IAPパッケージバージョン 3.0.0 より古いものを使用している場合は、Asset Store から最新バージョンの Unity IAP プラグインもインストールする必要があります。
ノート: Asset Store の Unity IAP プラグインは非推奨となり、2021 年 6 月以降は廃止され、サポートされなくなります。