フレームコントロールペイン
フレームコントロール ペインは、フレームの範囲を選択して作業セットを削減するために Single ビューと Compare ビューの両方で使用できます。フレームコントロールペインのレイアウトは以下のとおりです。
Single ビュー (上) と Compare ビュー (下) のフレームコントロール
コントロール | 機能 |
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A: Pull Data / Load / Save | Pull Data ボタンをクリックすると、プロファイラー ウィンドウにロードされたあらゆるデータを取り込むことができます。 Save ボタンをクリックすると、データが .pdata ファイルとして保存されます。 Load ボタンをクリックすると、.pdata ファイルをロードします。ノート: ロードできるのは .pdata ファイルのみです。プロファイラーから取得した .data ファイル形式のデータの場合は、まずプロファイラーで開いてから、Profile Analyzer で Pull Data ボタンをクリックします。 |
B: フレームコントロールのスケール | このドロップダウンを選択することで、フレームコントロールグラフの Y 軸のスケールを調整できます。デフォルトでは、スケールはデータセットの最大値に設定されています。従来のフレーム境界の中から選択することもできます。16.67 ms は 60 Hz/FPS、33.33 ms は 30 Hz/FPS、66.67 ms は 15 Hz/FPS に相当します。 |
C: 選択されているスレッド | Marker Details (マーカー詳細) ペインで選択されたマーカーの名前が表示されます。このリストからスレッドを選択すると、Profile Analyzer のフレームコントロールグラフで、それに対応するタイミングが青緑で強調表示されます。 |
D: Pair Graph Selection (Compare ビューのみ) |
このチェックボックスを有効にすると、Profile Analyzer でデータセットの範囲選択の変更内容が両方のデータセットに反映されます。これは、両方のデータセットでまったく同じ数のフレームを見比べ、正確な比較を行ううえで重要な機能です。 |
フレーム範囲の選択
Profile Analyzer では、サブ範囲を選択した場合を除き、データセット内の全フレームが使用されます。サブ範囲を選択すると、対象のフレームのみに分析対象が限定されるため、特定のフレーム (またはフレームのセット) に着目できます。フレームの範囲を選択するには、フレームコントロールグラフをクリックしてドラッグします。選択を解除するには、フレームコントロールグラフを右クリックして Clear Selection を選択します。
現在選択されているフレームを可視化するために、開始フレームの番号、終了フレームの番号、角かっこで囲まれたフレーム数がグラフの X 軸に表示されます。
Single ビューのフレームコントロール (上)。204 のフレームが選択されており、開始フレームは 115 番、終了フレームは 318 番です。Compare ビュー (下) で Pair Graph Selection が有効になっています。両方のグラフで 237 のフレームが選択されており、開始フレームは 135 番、終了フレームは 371 番です。
フレーム範囲のコントロール
以下のショートカットを使用するか、右クリックしてコンテキストメニューからオプションを選択することで、Single ビューと Compare ビューの両方でデータの選択対象を制御できます。
Note
Compare ビューで両方のグラフに対して同時に以下のコマンドを実行するには、Pair Graph Selection チェックボックスをオンにしておきます。
ショートカット
ショートカット | 機能 |
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Shift + クリック | Shift キーを押しながらフレームコントロールグラフの選択対象をクリックすることで、選択対象を自由に移動できます。 |
左/右矢印 | 選択対象を前方または後方に 1 フレームずつ移動します。 |
Ctrl + クリック (macOS の場合は Command + クリック) |
データセットの複数の部分を選択します。選択する際に Ctrl キー (macOS の場合は Command キー) を押しながらグラフのさまざまなセクションをクリックすると (ドラッグも可)、データセットの複数の部分を選択できます。 |
イコール (=) | 選択対象の両端で、選択対象を 1 フレームずつ拡大します。 |
Alt + イコール (macOS の場合は ⌥ + イコール) |
選択対象の両端で、選択対象を 1 フレームずつ縮小します。 |
Shift + イコール | 選択対象の両端で、選択対象を 10 フレームずつ拡大します。 |
ハイフン (-) | 選択対象の両端で、選択対象を 1 フレームずつ縮小します。 |
Alt + ハイフン (macOS の場合は ⌥ + ハイフン) |
選択対象の両端で、選択対象を 1 フレームずつ拡大します。 |
Shift + ハイフン | 選択対象の両端で、選択対象を 10 フレームずつ縮小します。 |
カンマ (,) | 選択対象の始点を 1 フレームずつ拡大します。 |
Alt + カンマ (macOS の場合は ⌥ + カンマ) |
選択対象の始点を 1 フレームずつ縮小します。 |
Shift + カンマ | 選択対象の始点を 10 フレームずつ拡大します。 |
ピリオド (.) | 選択対象の終点を 1 フレームずつ拡大します。 |
Alt + ピリオド (macOS の場合は ⌥ + ピリオド) |
選択対象の終点を 1 フレームずつ縮小します。 |
Shift + ピリオド | 選択対象の終点を 10 フレームずつ拡大します。 |
1 2 Compare ビューのみ |
Compare ビューで Pair Graph Selection が無効になっている場合は、キーボードの 1 キーか 2 キーを使用することで、フレームを切り替えることができます。1 の場合は最上位のデータ、2 の場合は最下位のデータが選択されます。 |
コンテキストメニューのコマンド
フレームコントロールグラフを右クリックするとコンテキストメニューが開きます。
フレームコントロールのコンテキストメニュー
メニュー項目 | 機能 |
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Clear Selection | 選択した範囲を消去します。その後 Profile Analyzer は、データセット全体に分析を実行します。 |
Invert Selection | 選択した範囲を反転します。 |
Select Shortest Frame | 時間が最も短いフレームを選択します。 |
Select Longest Frame | 時間が最も長いフレームを選択します。 |
Select Median Frame | 時間が中央値のフレームを選択します。 |
Move selection left / right | 選択対象全体を前方または後方に 1 フレーム移動します。 |
Grow selection | 選択対象の両端で、1 フレームずつ選択対象を拡大します。(fast) 操作を選択すると、両端で選択対象を 10 フレームずつ拡大します。 |
Shrink selection | 選択対象の両端で、1 フレームずつ選択対象を縮小します。(fast) 操作を選択すると、両端で選択対象を 10 フレームずつ縮小します。 |
Grow selection left / right | 選択対象の始点または終点を 1 フレームずつ拡大します。(fast) 操作を選択すると、選択対象の始点または終点を 10 フレームずつ拡大します。 |
Shrink selection left /right | 選択対象の始点または終点で、選択対象を 1 フレームずつ縮小します。(fast) 操作を選択すると、選択対象の始点または終点を 10 フレームずつ縮小します。 |
Zoom Selection | フレームコントロールグラフにズームし、選択した範囲のみを表示します。 |
Zoom All | ズームアウトしてすべてのフレームを表示します。現在の選択範囲が強調表示されます。 |
Show Selected Marker | この設定を有効にすると、フレームコントロールグラフで、選択したマーカーの時間が強調表示されます。デフォルトではこの設定が有効になっており、Profile Analyzer のグラフでは、マーカーのタイミングが緑色で強調表示されます。 |
Show Filtered Threads | この設定を有効にすると、フレームコントロールグラフで、現在のフィルタリングされたスレッド時間が強調表示されます。Profile Analyzer でタイミングが紫色で強調表示されます。デフォルトでは、この設定は無効になっています。 |
Show Frame Lines | この設定を有効にすると、フレームコントロールグラフで、共通のフレーム境界が水平線として表示されます。デフォルトでは、この設定は有効になっています。 |
Order By Frame Duration | この設定を有効にすると、フレームコントロールグラフに、フレームインデックスではなく、継続時間が短い順にフレームが表示されます。デフォルトではこの設定は無効になっています。この設定は、パフォーマンスが同程度のフレームをグループ化する場合に特に便利です。 |