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    Alembic Import Settings ウィンドウ

    Alembic Import Settings (Alembic Importer) ウィンドウでは、Unity プロジェクト内のフォルダーにある Alembic ファイルのインポートをカスタマイズできます。

    ノート: プロジェクトの外部にある Alembic ファイルのインポートをカスタマイズする必要がある場合は、Stream Player コンポーネント を使用します。

    Import Settings ウィンドウにアクセスするには、Project ウィンドウで Alembic ファイルを選択します。

    Import Settings ウィンドウ (Model タブ)

    Import Settings ウィンドウは、以下の 2 つのタブで構成されています。

    • Model: Scene、Time Range、Geometry、Cameras の各オプションを使用して Alembic ファイルのインポートをカスタマイズできます。
    • Materials: インポートした Alembic アセットのサブメッシュにプロジェクトの既存のマテリアルをマップできます。

    ノート: この 2 つのタブでは、同じ Apply ボタンと Revert ボタン が共有されます。

    Model

    Model タブでは、以下の Alembic ファイルのインポートオプションを設定できます。

    • Scene オプション
    • Time Range オプション
    • Geometry オプション
    • Cameras オプション

    Scene オプション

    スケールファクター、座標系の向き、補間、Alembic ファイルからインポートするコンポーネントをカスタマイズするには、以下のオプションを使用します。

    Import Scene オプション

    プロパティ 説明
    Scale Factor 異なるシステム単位間で変換を行う際のスケールファクターを設定します。たとえば、0.1 を使用した場合、インポート後の Unity ゲームオブジェクトでは Alembic 単位がその値の 1/10 に変換されます。これは位置とスピードにも影響します。
    Swap Handedness 有効にすると、X 軸の方向を反転します。
    Interpolate Samples 有効にすると、トポロジーが変わらない (頂点とインデックスの数が不変) Transform、Camera、および Mesh の各コンポーネントのアニメーションを補間します。
    Interpolate Samples が有効になっている場合、または .abc ファイルに速度データが含まれている場合は、速度データを Alembic シェーダーに渡すことができます。
    Import Visibility 有効にすると、可視性 (オブジェクトのアクティブ状態のコントロール) をインポートします。
    Import Camera 有効にすると、カメラデータをインポートします。
    Import Meshes 有効にすると、メッシュデータをインポートします。
    Import Points 有効にすると、点 (パーティクルクラウド) データをインポートします。
    Import Curves 有効にすると、カーブ (髪の毛またはファー) データをインポートします。詳細については、カーブの使用 を参照してください。
    Add Curve Renderers 有効にすると、カーブレンダラーが存在しない場合にシーンビューとゲームビューに Alembic カーブの 基本的なプレビュー機能 が追加されます。
    このオプションを使用できるのは、Import Curves を選択した場合のみです。

    Time Range オプション

    Import Time Range オプション

    Unity で再生するアニメーションの部分に対応する時間範囲を選択します。デフォルトでは、アニメーション全体が含まれます。

    時間範囲を変更するには、ハンドルをドラッグするか、開始値と終了値を秒単位で直接入力します。

    Geometry オプション

    メッシュのインポート方法をカスタマイズするには、以下のオプションを使用します。

    Import Geometry オプション

    プロパティ 説明
    Normals Alembic ファイルの法線を使用するか、頂点位置に基づいて法線を計算するかを定義します。
    Calculate If Missing Alembic ファイルに法線が存在する場合はそれらを使用し、存在しない場合は Alembic Importer が法線を計算します。この設定がデフォルトです。
    Always Calculate インポート時に法線を計算します。
    Tangents インポート時に接線を計算するか、接線の追加を行わないかを指定します。接線は Alembic に保存されないため、インポート時に接線を計算しないことを選択した場合、接線データは一切存在しません。
    None 接線の計算も追加も行いません。接線を計算する必要がない場合は、このオプションを選択します。接線の計算では大量のリソースが消費されるため、このオプションを選択すると再生速度を高められます。
    Calculate インポート時に接線を計算します。これが、このプロパティのデフォルトのオプションです。
    ノート: 接線の計算には、法線と UV のデータが必要です。これらがない場合、接線を計算することはできません。
    Flip Faces 有効にすると、ポリゴンの向きを反転します。

    Cameras オプション

    Alembic ファイルからインポートするコンポーネントをカスタマイズするには、以下のオプションを使用します。

    Import Cameras オプション

    プロパティ 説明
    Camera Aspect Ratio Unity カメラのアスペクト比の設定方法を定義します。
    Current Resolution 画面で定義されている現在の解像度に基づいてアスペクト比を決定します。
    Default Resolution Player の Project Settings ウィンドウ (Edit > Project Settings > Resolution and Presentation > Resolution) で定義されているデフォルトの解像度に基づいてアスペクト比を決定します。
    Camera Aperture Alembic ファイルのカメラに基づいてアスペクト比を決定します。この設定がデフォルトです。

    ノート: マテリアルは Alembic でサポートされないため、Alembic パッケージではマテリアルのインポートとエクスポートは行われません。

    Materials

    Materials タブでは、インポートした Alembic ファイルのサブメッシュにプロジェクトの既存のマテリアルを割り当てることができます。これらのマテリアルは、手動で割り当てるか、または元の Alembic ファイルの Face Set 名に基づいて自動でマッピングできます。

    Import Settings ウィンドウ (Materials タブ)

    Material Search

    Materials タブのこのセクションでは、インポートした Alembic アセットのサブメッシュにマテリアルを自動的に割り当てることができます。これを行うには、事前にプロジェクトに元の Alembic ファイルの Face Set に基づく名前が付いたマテリアルを含めている必要があります。

    Material Search ツール

    プロパティ/ボタン 説明
    Location プロジェクト内の既存のマテリアルを検索する場所を定義します。
    Project Wide プロジェクトのすべてのフォルダーを検索範囲として設定します。
    Current Folder インポートした Alembic アセットがあるフォルダーを検索範囲として設定します。これにはサブフォルダーも含まれます。
    Search and Remap Location で指定した場所で既存のマテリアルを検索し、同じ名前のマテリアルが存在する場合はそのマテリアルをインポートした Alembic アセットのサブメッシュに自動的にマップします。

    ノート: このプロセスでは大文字と小文字は区別されません。

    Meshes / Face Sets

    Materials タブのこのセクションには、インポートした Alembic アセットのすべてのメッシュとサブメッシュのリストが、現在のマテリアル割り当ての状態と共に表示されます。

    Face Set 名のメッシュとサブメッシュのリスト

    ラベル 説明
    (1) インポートした Alembic アセットのメッシュです。

    ノート: Meshes/Face Sets ツリービューの表示内容は、インポートした Alembic アセットの実際のゲームオブジェクト階層とは異なります。特定のメッシュの階層コンテキストを取得するには、マウスカーソルをメッシュ名に合わせます。
    (2) 元の Alembic ファイル内の対応する Face Set の名前が付けられたメッシュ (1) のサブメッシュです。

    ノート: "Empty" は、対応する Face Set の名前が元の Alembic ファイル内に含まれていないことを意味します。この場合、マテリアルの割り当ては手動でのみ行えます。
    (3) サブメッシュの現在のマテリアルオーバーライドの状態です。

    目的のフィールドを使用して、表示されているサブメッシュにマテリアルを手動で割り当てます。マテリアルを名前ベースで自動的に割り当てる場合は、Material Search を使用します。

    ノート: "None (Material)" は、Alembic Importer によってデフォルトマテリアルがサブメッシュに割り当てられていることを意味します。

    Apply ボタンと Revert ボタン

    Import Settings (Alembic Importer) ウィンドウの各タブのプロパティに対する変更は、手動で適用するまで Alembic Importer で考慮されません。

    ボタン 機能
    Apply 現在インポートしている Alembic アセットに対して、Model タブと Materials タブで行ったすべての変更を適用します。
    Revert Model タブと Materials タブで行った変更をすべて破棄します。これにより、すべてのプロパティ値が以前の状態に戻され、Unity 内に現在インポート中の Alembic アセットに対する影響がなくなります。

    ノート: これらのボタンが無効になっている場合は、ウィンドウに表示されているインポートオプションが Alembic Importer ですでに使用されています。

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