カーブの操作
カーブデータを含む Alembic ファイルを Unity にインポートできます。カスタムカーブレンダラーがない場合は、必要に応じてシーンビューとゲームビューでカーブをプレビューできます。
Alembic のカーブデータのインポート
カーブデータを含む Alembic ファイルをインポートするには、Alembic ファイルの インポートプロセス を開始し、Import Settings で Import Curves を選択します。
インポートされたプレハブインスタンスの階層で、Alembic インポーターは、Alembic カーブノードに対応する各ゲームオブジェクトに AlembicCurves コンポーネントを加え、Alembic ファイルから取得したカーブデータを管理します。
Unity では、カーブは区分線形セグメントとしてインポートされます。インポートされたカーブデータには、以下の属性が含まれます。
- Visibility (可視性)
- vertexPositions (頂点の位置)
- nVertices (頂点の数)
- width (幅)
- UV
- Velocities (速度)
ノート: インポートされたカーブデータには、元の Alembic カーブスキーマのスプライン情報は含まれ ません。
Alembic カーブのレンダリング
現在、Unity にカーブレンダラーは組み込まれていません。つまり、カスタムカーブレンダラーを実装していない場合、デフォルトではインポートしたカーブを Unity エディターの Scene ビューと Game ビューで確認することはできません。
ただし、Alembic パッケージには、プロジェクトの作業中に Unity 内でカーブについて最低限の確認を行うための基本的なカスタムレンダリング機能が用意されています。
ノート: このオプションは、一時的なプレビューソリューションとしてのみ使用してください。独自のカスタムカーブレンダラーを使用して最終品質のレンダリングを生成する必要がある場合には、オプションを無効にする必要があります。
Unity 内で Alembic の基本的なカーブプレビュー機能を有効にするには、Alembic のカーブデータのインポート を設定するときに Add Curve Renderer も選択します。
Alembic Importer により、インポート後のプレハブインスタンスの階層内にある Alembic カーブノードに対応する各ゲームオブジェクトに、Alembic Curves に加えて以下の 3 つのコンポーネントが追加されます。
- Mesh Renderer コンポーネント
- Mesh Filter コンポーネント
- Alembic Curves Renderer コンポーネント (レンダリング後のメッシュに Alembic Curves コンポーネントのカーブデータをマップする)
プレビュー目的で基本的なレンダリングオプションを有効にしてインポートしたカーブの例。