Impulse
Cinemachine Impulse は、ゲームイベントに応じたカメラの振動を生成、管理します。例えば、Impulse を使用して、ゲームオブジェクトが別のゲームオブジェクトと衝突した時やシーン内の何かが爆発した時などに、Cinemachine バーチャルカメラを振動させることができます。
Impulse は以下の 3 つの部分から構成されています。
振動の Raw Signal: 最大 6 次元 (X、Y、Z、ピッチ、ロール、ヨー) の振動曲線です。
Impulse Source: シーン空間内の特定の位置から振動の Raw Signal (Raw 信号) を発信し、信号の特性 (持続時間、強度、範囲など) を定義するコンポーネントです。
Impulse Listener: バーチャルカメラがインパルス (衝撃、刺激) を "聞き"、振動でそれに反応するようにできる Cinemachine の拡張機能です。
これは、個々の "インパルス" という観点で考えると分かりやすいでしょう。1 つのインパルスとは、Impulse Source が振動の Raw 信号の出力を 1 回行うことです。シーン内の衝突やイベントがインパルスをトリガーし、Impulse Sources がインパルスを生成し、Impulse Listeners がインパルスに反応します。
Impulse の使用を開始する
シーン内に Impulse を設定して使用するには、以下の手順に従ってください。
Cinemachine Impulse Source コンポーネントまたは Cinemachine Collision Impulse Source コンポーネントを、カメラの振動をトリガーさせる 1 つあるいは複数のゲームオブジェクトに追加してください。
Raw Signal を Impulse Sources に接続します。これは、6D Noise Profile、3D Fixed Signal、あるいは作成したカスタムのタイプの信号のいずれかに設定できます。
拡張機能 Cinemachine Impulse Listener を 1 つまたは複数の Cinemachine バーチャルカメラに追加すると、そのバーチャルカメラは Impulse を検知して反応できるようになります。