#Cinemachine Impulse Listener
Impulse 信号 および ソース は、それ自体では何の機能も発揮しません。Impulse Listener は、バーチャルカメラが Impulse 振動信号を "聞いて" それに反応できるようにする、Cinemachine の拡張機能です。
拡張機能 Impulse Listener をバーチャルカメラに追加すると、Impulse Source から発信される信号に反応してカメラが振動するようになります。最も単純なケースでは、Impulse Listener はカメラの Transform に対して逐語的に信号を適用し、それを振動させます。
下の画像では、キャラクターの足が Impulse Source になっています。この足が床と衝突 (A) すると、インパルスが生成されます。カメラは Impulse Listener で、インパルスに反応して振動 (B) し、この結果ゲームビューの映像が振動 (C) します。
Impulse Listener は、以下の手順で Cinemachine バーチャルカメラに追加できます。
バーチャルカメラを選択し、Inspector ウィンドウで Cinemachine Virtual Camera スクリプトを展開してください。
メニューを Extensions > Add Extension の順に進み、CinemachineImpulseListener を選択してください。
現実世界では、固く取り付けられたカメラもあれば緩く取り付けられたカメラもあり、緩いものはより強く振動する傾向にあります。Impulse Listener の Gain プロパティ―は、インパルス振動信号を増幅させたり減衰させたりしてこの挙動を模倣します。値が高いほどカメラの振動が大きくなります。
ヒント: 振動信号の解釈方法を自由に設定した独自の Impulse Listener を作成することも可能です。
デフォルトでは、Impulse Listener は範囲内の全ての Impulse Source に反応するようになっていますが、チャンネルによるフィルタリングを適用して、Listener が一部の Source にのみ反応して他は無視することもできます。
プロパティー
プロパティー | 説明 |
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Channel Mask | 反応する対象の Impulse チャンネルを指定してください。詳細は、チャンネルによるフィルタリングを参照してください。 |
Gain | インパルス信号を増幅または減衰させます。このプロパティーを使用すると、同じインパルス信号に対する反応を、Impulse Listener ごとに変えることができます。 |
Use 2D Distance | チェックマークを入れると、Impulse Source からの距離の計算で Z 軸が無視されます。2D ゲームではこのプロパティーを使用してください。 |