Unity のデフォルトのアクティビティを拡張するには、独自のカスタムアクティビティを作成し、それをアプリケーションのエントリーポイントに設定します。そのためのプロセスは以下の通りです。
UnityPlayerActivity
クラスを継承した新しいアクティビティを作成します。activity
をアプリケーションのエントリーポイントとして設定します。この後、アクティビティにカスタムビヘイビアを実装して、Unity と Android の間の相互作用を制御できます。
新しいアクティビティを作成する手順は以下のとおりです。
.java
) または Kotlin (.kt
) ファイルを作成します。UnityPlayerActivity
を継承するクラスを作成します。次のコードサンプルは、複数の関数をオーバーライドするアクティビティの例を示しています。
package com.company.product;
import com.unity3d.player.UnityPlayerActivity;
import android.os.Bundle;
import android.util.Log;
public class OverrideExample extends UnityPlayerActivity {
protected void onCreate(Bundle savedInstanceState) {
// UnityPlayerActivity.onCreate() を呼び出す
super.onCreate(savedInstanceState);
// デバッグメッセージを Logcat に出力
Log.d("OverrideActivity", "onCreate called!");
}
public void onBackPressed()
{
// UnityPlayerActivity.onBackPressed() を呼び出す代わりに、この例はバックボタンのイベントを無視します
// super.onBackPressed();
}
}
Unity Android アプリケーションのカスタムアクティビティを使用するには、アクティビティを含むプラグインを作成する必要があります。アクティビティは Java または Kotlin で記述されているため、次のいずれかのタイプのプラグインを使用する必要があります。
1 つのプロジェクトにカスタムアクティビティを作成する場合は、Java と Kotlin のソースプラグインを使用します。ソースプラグインを作成するには、プロジェクトの Assets フォルダーにソースファイルを直接配置します。
アクティビティを複数のプロジェクトで再利用したり、他の人に配布したい場合は、Android Archive (AAR) または JAR プラグインを使用してください。1 つの AAR または JAR プラグインファイルを管理することで、複数のプロジェクトに機能を提供しやすくなります。
プラグインを開発している間は Android Library プロジェクトを使用し、実装が完了し複数のプロジェクトで使用するとき、または他の人に配布するときは Android Archive プラグインにコンパイルします。
プラグインを作成したら、アクティビティファイルを加えます。
アクティビティを作成してプラグインに加えたら、そのアクティビティをアプリケーションのエントリーポイントとして設定します。これを行うには、Android マニフェストをオーバーライド し、アクティビティ要素 の name
属性をカスタムアクティビティのクラス名に設定します。
以下の Android マニフェストの例は、この方法を示しています:
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<manifest xmlns:android="http://schemas.android.com/apk/res/android" package="com.company.product">
<application android:icon="@drawable/app_icon" android:label="@string/app_name">
<activity android:name="com.YourPackage.name.OverrideExample"
android:label="@string/app_name"
android:configChanges="fontScale|keyboard|keyboardHidden|locale|mnc|mcc|navigation|orientation|screenLayout|screenSize|smallestScreenSize|uiMode|touchscreen">
<intent-filter>
<action android:name="android.intent.action.MAIN" />
<category android:name="android.intent.category.LAUNCHER" />
</intent-filter>
</activity>
</application>
</manifest>