Version: 2018.4
言語: 日本語
画像ターゲットをシーンに加える
Vuforia プラットフォームの環境設定

追跡した画像の上に 3D モデルを表示する

このページでは、カメラが画面上の画像ターゲットを認識し追跡するときに、ゲームオブジェクトを表示する方法を説明します。

表示したいゲームオブジェクトを Image Target (画像ターゲット) のゲームオブジェクトの子にします。この子ゲームオブジェクトには MeshRendererMeshFilter コンポーネントの両方が必要です。

まず、子になる Cube プリミティブを Image Target ゲームオブジェクトに加えます。これを行うには、Image Target ゲームオブジェクトを右クリックして 3D Object > Cube の順に選択します。

Image Target ゲームオブジェクトに子として Cube プリミティブを加える
Image Target ゲームオブジェクトに子として Cube プリミティブを加える

Cube ゲームオブジェクトをスケールし、Image Target ゲームオブジェクトの近くに移動して、Image Target 上に乗っているようにします。ゲームオブジェクトの位置を判断するには シーンビュー を使用します。このガイドのトランプカードと同じ Width を使用する場合は、ゲームオブジェクトの Transform コンポーネントの X、Y、Z スケールを 0.5 に変更し、Transform Position Y の値を 0.25 に変更して、Image Target ゲームオブジェクトにうまく収まるようにします。

Cube ゲームオブジェクトのスケールと Y 位置の変更
Cube ゲームオブジェクトのスケールと Y 位置の変更

シーンは次のようになります。

ImageTarget ゲームオブジェクト上の Cube のシーンビュー
ImageTarget ゲームオブジェクト上の Cube のシーンビュー

Unity エディターの再生ボタンをクリックして、AR 機能をテストします。 ウェブカメラの前に画像を置くと、 ゲーム ビューで Cube が画像の上に表示されます。

追跡する画像に Cube が表示されたゲームビュー
追跡する画像に Cube が表示されたゲームビュー

ARCamera の Camera コンポーネントはデフォルトで Far Clipping Planes が 2000 に設定されています。長い距離で画像追跡が必要なゲームやアプリケーション (AR や MR メガネが必要なものなど) では、Unity の Camera コンポーネントの Far Clipping Planes を調整する必要があります。また、ターゲットのサイズを大きくしてデバイスカメラがそれらを簡単に追跡できるようにします。

このようにして、画像ターゲットを使うシンプルなアプリケーションを作成し、カメラが画像ターゲットを追跡するようになると、基本的な 3D 形状がその場所に表示されます。


  • 2018–03–28 編集レビュー を行ってパブリッシュされたページ

  • Vuforia ドキュメンテーションの Unity XR API に関し 2017.3 で更新

画像ターゲットをシーンに加える
Vuforia プラットフォームの環境設定