アニメーションステート
Animation State は Animation State Machine の基本構成要素です。各状態には、キャラクターがその状態にあるときに再生されるアニメーションシーケンス (またはブレンドツリー) が含まれます。アニメーターコントローラーで状態を選択すると、Inspector ウィンドウに状態のプロパティが表示されます。
| プロパティ: | 説明: |
|---|---|
| Motion | 状態に割り当てられているアニメーションクリップまたはブレンドツリー。 |
| Speed | この状態のモーションのデフォルトスピード。パラメーターを有効にして、スクリプトからカスタム値でスピードを変更します。例えば、スピードにカスタム値を乗算して、再生スピードを減速または加速できます。 |
| Motion Time | この状態のモーションの再生に使用された時間。スクリプトからカスタム値を使用してモーション時間をコントロールするためのパラメーターを有効にします。 |
| Mirror | このプロパティは、ヒューマノイドアニメーションがある状態にのみ適用されます。有効にしてこの状態のアニメーションをミラーリングします。スクリプトによるミラーリングを有効または無効にするためのパラメーターを有効にします。 |
| Cycle Offset | モーションの状態時間に加算されるオフセット。このオフセットは Motion Time には影響しません。スクリプトから Cycle Offset を指定するためのパラメーターを有効にします。 |
| Foot IK | このプロパティは、ヒューマノイドアニメーションがある状態にのみ適用されます。有効にしてこの状態の Foot IK を考慮します。 |
| Write Defaults | AnimatorState がモーションによってアニメーション化されていないプロパティのデフォルト値を書き込むかどうか。 |
| Transitions | この状態から発生した遷移の一覧。 |
茶色で表示されているデフォルト状態は、マシンが最初にアクティベートされたときになる状態です。必要に応じて、別の状態を右クリックしてコンテキストメニューから Set As Default を選択することで、デフォルト状態を変更できます。各遷移の Solo および Mute チェックボックスは、アニメーションプレビューの動作をコントロールするために使用します。詳細については、こちらのページを参照してください。
新しい状態を追加するには、Animator Controller ウィンドウの空のスペースを右クリックし、コンテキストメニューから Create State->Empty を選択します。または、Animator Controller ウィンドウにアニメーションをドラッグして、対象のアニメーションを含む状態を作成することもできます。(Mecanim アニメーションはコントローラーにのみドラッグできることに注意してください。Mecanim 以外のアニメーションは拒否されます。) 状態にブレンドツリーを設定することもできます。
Any State
Any State は常に存在する特殊な状態です。現在どの状態にいるかに影響を受けることなく、特定の状態に遷移する必要がある状況のために存在します。これは、マシンのすべての状態に同じ遷移先を追加するための素早い方法です。Any State の特殊な意味合いは、状態の遷移先とすることはできないことを表しています (例えば、次の遷移先にランダムな状態を選択するための手段として Any State は使用できません)。
