Version: Unity 6.0 (6000.0)
言語 : 日本語
ジョイントの基本
Fixed Joint コンポーネントのリファレンス

Character Joint コンポーネントのリファレンス

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Character Joint は各軸でジョイントを制限できるボールソケット型拡張ジョイントです。

Character Joint はラグドールエフェクトを作るのに役立ちます。ラグドールの設定については、ラグドールのウィザード を参照してください。

注意ラグドールウィザードで作成された Character Joint の場合、Twist 軸は四肢の最大のスイング軸に対応し、Swing 1 軸は四肢の小さなスイング軸に対応します。Swing 2 軸は四肢のツイスト用です。

プロパティ

プロパティ 機能
Edit Angular Limits シーンビューに、ジョイントの角度制限を編集するためのギズモを追加します。このギズモを使用するには、Angular X, Y, Z MotionLimited に設定します。この設定によって表示されるハンドルを使用して、ジョイントの回転空間をドラッグして調整できます。
Connected Body ジョイントが依存する Rigidbody への任意の参照。Connected Body または Connected Articulation Body が割り当てられていない場合は、ジョイントはワールドに接続します。
Connected Articulation Body ジョイントが依存する ArticulationBody への任意の参照。設定しない場合は、ジョイントはワールド座標 (何もない空間) に接続されます。
Anchor ジョイントの回転の中心となる ゲームオブジェクト のローカル空間における点。
Twist 軸 (オレンジ色のギズモの円錐で可視化) を定義します。
Auto Configure Connected Anchor 有効にすると、Connected Anchor の位置が Anchor プロパティのグローバル座標と一致するように自動的に計算されます。これがデフォルト動作です。無効にすると、Connected Anchor の位置を手動で調整することができます。
Connected Anchor 接続されたアンカー位置を手動で設定します。
Swing Axis Swing 軸。緑色のギズモの円錐で可視化されます。
Twist Limit Spring Twist 軸に沿った制限の弾性。制限を超過できないようにするには、この値を 0 に設定します。0 ではない値を設定すると、制限が弾力的になります。使用可能なプロパティについては、Limit Spring プロパティ セクションを参照してください。
Low Twist Limit 開始位置を基準として Twist 軸の下限を角度で指定します。使用可能なプロパティについては、Limit プロパティ セクションを参照してください。
High Twist Limit 開始位置を基準として Twist 軸の上限を角度で指定します。使用可能なプロパティについては、Limit プロパティ セクションを参照してください。
Swing Limit Spring Swing 軸に沿った制限の弾性。制限を超過できないようにするには、この値を 0 に設定します。0 ではない値を設定すると、制限が弾力的になります。使用可能なプロパティについては、Limit Spring プロパティ セクションを参照してください。
Swing 1 Limit Swing 軸 (ギズモに緑色の軸で可視化) を中心とする回転を制限します。使用可能なプロパティについては、Limit プロパティ セクションを参照してください。
Swing 2 Limit Swing 2 軸を中心とする回転を制限します。Swing 2 Limit 軸は、ギズモに可視化されませんが、他の 2 つの軸 (ギズモにオレンジ色で可視化される Twist 軸と、ギズモに緑色で可視化される Swing 1 Limit) に直交します。使用可能なプロパティについては、Limit プロパティ セクションを参照してください。
Enable Projection 物理エンジンがシミュレーション内で力の組み合わせを調整できないために、ジョイントが想定外に制限を越えた場合に、ジョイントがどのようにスナップして制限に戻るかをこのプロパティで定義します。オプションは NonePosition and Rotation です。
Projection Distance 物理エンジンが許容位置にジョイントをスナップして戻す前に必要な、ジョイントが制限を超過する距離。
Projection Angle 物理エンジンが許容位置にジョイントをスナップして戻す前に必要な、ジョイントが制限を超過して回転する角度。
Break Force 接続を解除するために必要な力
Break Torque 接続を解除するために必要なトルク
Enable Collision 有効にすると、ジョイントで接続されたボディ間の衝突が可能になります。
Enable Preprocessing 無効にすると、実現不可能な設定を安定させることができます。
Mass Scale Rigidbody の反転した質量と慣性テンソルに適用するスケールで、0.00001 から無限大までの範囲で設定できます。これは、質量が大きく違う 2 つの Rigidbody をジョイントで接続する際に便利です。接続された Rigidbody の質量が近いと、物理ソルバーはより良い結果を出します。接続された Rigidbody の質量が異なる場合は、このプロパティと Connect Mass Scale プロパティを使用して、偽の質量を適用して互いにほぼ等しくなるようにします。これにより、高品質で安定したシミュレーションが可能になりますが、Rigidbody の物理的な動作は少なくなります。
Connected Mass Scale 接続されているリジッドボディの反転した質量と慣性のテンソルに適用するスケールで、0.00001 から無限大の範囲です。

Limit Spring プロパティ

以下の Limit Spring プロパティは、Twist Limit SpringSwing Limit Spring に適用できます。

値は直性動作の力と、回転動作のトルクに適用されます。

プロパティ 機能
Spring 制限の弾性。制限を超過できないようにするには、この値を 0 に設定します。0 ではない値を設定すると、制限が弾力的になります。
Damper ジョイントの動きのスピードに比例するスプリングの減衰。0 より大きい値を設定すると、ジョイントは振動を “減衰” できます。減衰しないと振動は無限に続きます。

Limit プロパティ

以下の Limit プロパティは、Low Twist LimitHigh Twist LimitSwing 1 LimitSwing 2 Limit に適用できます。

値は直性動作の力と、回転動作のトルクに適用されます。

プロパティ 機能
Limit 開始位置を基準として、Swing 軸または Twist 軸の動きの制限を定義する値を設定します。

- Swing 軸 では、制限角度は対称です。例えば、この値が 30 であると、–30 から 30 の範囲が設定されます。
- Twist 軸 では、Low Twist Limit の Limit は下限、High Twist Limit の Limit は上限です。例えば、Low Twist Limit の Limit の値が -30High Twist Limit の Limit の値が 60 である場合は、Twist 軸 (オレンジ色のギズモ) を中心とする回転は –30 度から 60 度までの範囲に制限されます。
Bounciness オブジェクトが定義された制限に達したときに発生するバウンスの量を定義します。値が 0 の場合は跳ねません。値が 1 の場合は、エネルギーが失われることなく跳ねます。
Contact Distance 接触が続く距離を定義します。このプロパティを使用してジッターを回避します。

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