ゲームオブジェクトの概要
GameObject (ゲームオブジェクト) は、Unity エディターでもっとも重要な概念です。
ゲーム内のすべてのオブジェクトは、キャラクターやコレクタブルアイテムから、ライト、カメラ、特殊効果まで、__ゲームオブジェクト__です。ただし、ゲームオブジェクトはそれ自体では何もできません。ゲームオブジェクトをキャラクターや環境、特殊効果にするためには、プロパティを与える必要があります。
ゲームオブジェクト__はキャラクター、小道具、背景などを表す Unity の基礎となるオブジェクトです。ゲームオブジェクト自体の機能は多くありませんが、機能を実装する Component__ (コンポーネント) のコンテナのように扱えます。
ゲームオブジェクトがライト、ツリー、カメラなどになるのに必要なプロパティを与えるためには、コンポーネント を加えなければなりません。作成したいオブジェクトの種類に応じて、異なる組み合わせの コンポーネント を ゲームオブジェクト に追加します。
Unity には様々な種類のコンポーネントが内蔵されていますが、Unity スクリプティング API を使って独自のコンポーネントを作ることもできます。
例えば、ライトオブジェクトはゲームオブジェクトに Light コンポーネントをアタッチすることで作成されます。
キューブオブジェクトは、キューブの表面を描くための Mesh Filter と Mesh Renderer コンポーネント、オブジェクトの容積を示す Box Collider コンポーネントで構成されています。
詳細
ゲームオブジェクトは常に Transform コンポーネント (位置と回転を表すもの) がアタッチされており、Transform は削除することができません。他のコンポーネントはエディター上の Component メニューやスクリプトからオブジェクトにアタッチすることができます。また、GameObject > 3D Object メニューには、Unity が事前に用意したオブジェクト (プリミティブな形状、カメラなど) が用意されています。詳しくは プリミティブオブジェクト を参照してください。
ゲームオブジェクトは Unity の非常に重要な部分であるため、それに関する広範囲な詳細を記したマニュアルコンテンツがたくさんあります。Unity でのゲームオブジェクトの使い方については、以下のセクションを参照してください。
- Transform
- コンポーネント入門
- コンポーネントの使用
- プリミティブとプレースホルダーオブジェクト
- スクリプトでコンポーネントを作成する
- ゲームオブジェクトの非アクティブ化
- Tags
- 静的ゲームオブジェクト
- 作業内容の保存
スクリプトからゲームオブジェクトを制御する方法についての詳細は、GameObject のスクリプトリファレンス を参照してください。
- 2017–08–01