Version: Unity 6.0 (6000.0)
言語 : 日本語
URP でのモーションベクトルのトラブルシューティング
時空間ポストプロセスを使用した URP の解像度アップスケーリング

URP のモーションベクトル設定リファレンス

ゲームオブジェクトがモーションベクトルバッファに与える影響を指定するには、Motion Vectors プロパティ(Mesh Renderer >> Additional Settings >> Motion Vectors) を使用します。このプロパティを使用すると、特定のオブジェクトのモーションベクトルレンダリングを無効にしたり、オブジェクトのレンダラーの可視フラグメントのモーションベクトルテクスチャを 0 で埋めたりすることができます。

以下の表に、使用可能な Motion Vectors プロパティのオプションを示します。

Motion Vectors オプション 説明
Camera Motion Only Unity は、カメラのモーションベクトルをレンダリングするときに、オブジェクトをワールド内で静止しているものとして扱います。Unity は、この MeshRenderer に対してオブジェクトごとのモーションベクトルパスを描画しません。モーションベクトルレンダリングが GPU のボトルネックである場合は、このオプションをゆっくり動くオブジェクトの最適化として使用できます。
Per Object Motion Unity は、このオブジェクトのオブジェクトごとの モーションベクトル パスをレンダリングします。
Force No Motion Unity は、オブジェクトごとの モーションベクトル パスをこのオブジェクトのすべてのフレームにレンダリングしますが、特別なシェーダー均一 (uniform) 変数を設定して、計算をスキップしてゼロ値を書き込むようにパスに指示します。オブジェクトごとのパスは、全画面パスからゼロ以外のカメラのモーションベクトルを上書きするためにも必要です。
このオプションを使用すると、3D HUD や三人称キャラクター、レースカーのカメラのモーションブラーによるアーティファクト、また、オブジェクトに誤ったモーションベクトルに関連するその他のアーティファクトがありそれを避けたい場合に、避けることができます。
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