Version: Unity 6.0 (6000.0)
言語 : 日本語
Git の依存関係
SSH Git URL でのパスフレーズ保護 SSH キーの使用

HTTPS Git URL でのプライベートリポジトリの使用

端末で Git を使用して HTTPS でプライベートリポジトリにアクセスすると、ユーザー名とパスワードの入力が求められます。これらの認証情報は Git からサーバーへ送信されます。サーバーがこれらの認証情報を受け入れて、リポジトリへのアクセスを許可すると、Git によるコマンドの実行が続行します。

Unity Package Manager が Git URL を使用してパッケージを取得する場合、ユーザーが認証情報を入力するための端末はありません。したがって、サーバーが Git の認証情報をリクエストしても、Git はプロンプトを発行せず、Unity Package Manager にエラーをレポートします。この問題を解決するには、Git 認証情報ヘルパーを使用して Git を設定する必要があります。そのリポジトリに必要な認証情報がヘルパーにロードされている必要があります。認証情報が有効な場合、Git は Unity Package Manager が発行したコマンドを正常に実行できます。

ノート: SCP のような構文など、SSH プロトコルに Git URL を使用する場合には、Git 認証情報ヘルパーの効果はありません。

Git Credential Manager

Git がサポートしている 認証情報保存用の認証情報ヘルパー はいくつかありますが、推奨されている認証情報ヘルパーは Git Credential Manager (GCM) です。GCM は柔軟性が高く、インストールが容易で、積極的にサポートされています。GCM は .NET をベースに作成されているため、.NET をサポートする Windows、macOS、Linux ディストリビューションで実行できます。

デフォルトでは、設定された認証情報ストアとして Windows Credential Manager (Windows の場合) と macOS Keychain (macOS の場合) が使用されます。GCM には Linux 用に設定されたデフォルトのストアがありません。GCM でサポートされているさまざまな認証情報ストアの設定の詳細については、GCM 認証情報ストアのドキュメント を参照してください。

必要な要件

GCM をインストールしたら、HTTPS URL を使用してプライベート Git リポジトリからパッケージを取得できます。

Git for Windows インストーラーには、GCM を自動的にインストールして設定するステップがあります。以下の場合は、GCM を個別にインストールすることもできます。

  • 別の方法で Windows に Git をインストールした場合
  • macOS または Linux を使用している場合

GCM のインストールの詳細については、GCM のインストール手順 を参照してください。

手順

HTTPS Git URL を使用するプライベートリポジトリのパッケージにアクセスするには、次の手順に従います。

  1. 端末で以下のコマンドを実行して、GCM を使用するように Git を設定します。

    git config --global credential.helper manager
    
  2. 端末を使用してリポジトリに 1 回アクセスします。例えば、以下のコマンドを実行します。

    git ls-remote --heads https://<url-to-repository> HEAD
    
  3. Git のプロンプトが表示されたら、認証情報を入力します。ユーザーアカウントがリモート Git サーバーにアクセスできる場合は、サーバーが認証情報を受け入れると、Git 認証情報ヘルパーが認証情報を安全に保存します。

  4. Unity Package Manager を使用します。Unity Package Manager は、保存されている認証情報を必要に応じて使用して、ユーザーがアクセス権を持つ HTTPS ベースのリポジトリからパッケージを取得します。

追加リソース

Git の依存関係
SSH Git URL でのパスフレーズ保護 SSH キーの使用