端末で Git を使用して HTTPS でプライベートリポジトリにアクセスすると、ユーザー名とパスワードの入力が求められます。これらの認証情報は Git からサーバーへ送信されます。サーバーがこれらの認証情報を受け入れて、リポジトリへのアクセスを許可すると、Git によるコマンドの実行が続行します。
Unity Package Manager が Git URL を使用してパッケージを取得する場合、ユーザーが認証情報を入力するための端末はありません。したがって、サーバーが Git の認証情報をリクエストしても、Git はプロンプトを発行せず、Unity Package Manager にエラーをレポートします。この問題を解決するには、Git 認証情報ヘルパーを使用して Git を設定する必要があります。そのリポジトリに必要な認証情報がヘルパーにロードされている必要があります。認証情報が有効な場合、Git は Unity Package Manager が発行したコマンドを正常に実行できます。
ノート: SCP のような構文など、SSH プロトコルに Git URL を使用する場合には、Git 認証情報ヘルパーの効果はありません。
Git がサポートしている 認証情報保存用の認証情報ヘルパー はいくつかありますが、推奨されている認証情報ヘルパーは Git Credential Manager (GCM) です。GCM は柔軟性が高く、インストールが容易で、積極的にサポートされています。GCM は .NET をベースに作成されているため、.NET をサポートする Windows、macOS、Linux ディストリビューションで実行できます。
デフォルトでは、設定された認証情報ストアとして Windows Credential Manager (Windows の場合) と macOS Keychain (macOS の場合) が使用されます。GCM には Linux 用に設定されたデフォルトのストアがありません。GCM でサポートされているさまざまな認証情報ストアの設定の詳細については、GCM 認証情報ストアのドキュメント を参照してください。
GCM をインストールしたら、HTTPS URL を使用してプライベート Git リポジトリからパッケージを取得できます。
Git for Windows インストーラーには、GCM を自動的にインストールして設定するステップがあります。以下の場合は、GCM を個別にインストールすることもできます。
GCM のインストールの詳細については、GCM のインストール手順 を参照してください。
HTTPS Git URL を使用するプライベートリポジトリのパッケージにアクセスするには、次の手順に従います。
端末で以下のコマンドを実行して、GCM を使用するように Git を設定します。
git config --global credential.helper manager
端末を使用してリポジトリに 1 回アクセスします。例えば、以下のコマンドを実行します。
git ls-remote --heads https://<url-to-repository> HEAD
Git のプロンプトが表示されたら、認証情報を入力します。ユーザーアカウントがリモート Git サーバーにアクセスできる場合は、サーバーが認証情報を受け入れると、Git 認証情報ヘルパーが認証情報を安全に保存します。
Unity Package Manager を使用します。Unity Package Manager は、保存されている認証情報を必要に応じて使用して、ユーザーがアクセス権を持つ HTTPS ベースのリポジトリからパッケージを取得します。