他のシーンを指す参照 (cross-Scene references) がエディターで可能かどうかを制御します。
他のシーンを指す参照 (cross-Scene references) とは、複数のシーンがエディターで読み込まれているときに、あるシーンでゲームオブジェクトにアタッチされたコンポーネントに他のシーンのゲームオブジェクトを指す参照があるということです。
この設定のデフォルト値は true です。つまり、デフォルトでは Unity エディターで他のシーンを指す参照 (cross-Scene references) を作成できないということです。
デフォルトで防止されている理由は、他のシーンを指す参照 (cross-Scene references) は Scene ファイルに保存することができないからです。そのため、エディターによって、このような参照が作成されるのを防ぐことによって、指定したものが保存されない状況を防いでいます。他のシーンを指す参照 (cross-Scene references) が実行時に必要な場合は、オブジェクトを名前やタグで探すなどして、実行時にそのような参照を作成する必要があります。
ただし、他のシーンを指す参照 (cross-Scene references) が保存されないにもかかわらず、ある状況では、エディターでこのような参照を作成する必要があるかもしれません。よくある例としては、一度に複数のシーンからオブジェクトを操作できるエディタースクリプトを作成する必要があるときです。この設定を無効にすることで、このような参照を作成することができます。
ただし、この値を無効にしたからと言って、他のシーンを指す参照 (cross-Scene references) が保存可能になるわけではないということに気を付けてください。
この設定を無効にするということは以下のとおりです。
1) Dragging references from a GameObject in one Scene to another GameObject's Component field in a different Scene is allowed.
2) The Object Picker (the small target icon next to most assignable fields in the inspector) will list choices from all open Scenes, instead of from only the GameObject's own Scene.
3) Warnings are no longer logged when dragging objects from one Scene to another Scene which results in cross-Scene references.