Screen Space Ambient Occlusion (SSAO) エフェクトはアンビエントオクルージョン(Ambient Occlusion) をリアルタイムで擬似的に後処理イメージ効果として再現するものです。互いに接近している折り目、穴、地表を暗くする効果があります。現実世界においては、環境光(Ambient light)を遮られ光効果を_オクルージョン_(無視)するため暗く見えます。
リアルタイムのアンビエントオクルージョンの現実の実装方法については、最新の Screen Space Ambient Obscurance エフェクトを参照してください。
他のイメージエフェクトのように、使用する前に Standard Assetsをインストールする必要があります。
プロパティー: | 説明: |
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Radius | この半径より隣接距離がが短い場合アンビエントオクルージョンを適用します |
Sample Count | アンビエントオクルージョンのサンプリング回数。より高い値にすることで品質が上がるが処理オーバヘッドの負荷も上がります |
Occlusion Intensity | アンビエントオクルージョンが適用する暗さの度合い |
Blur | 暗くする際に適用する滲み。滲みなし(値を 0 )にすることで処理速度は上がりますが、暗くした場所のノイズが増えます |
Downsampling | 計算を行う際の解像度(例えば値を2に設定した場合は画面解像度の半分)。より大きな値にすることでレンダリング処理の時間を短縮できますが、品質は低下します |
Occlusion Attenuation | オクルージョンを距離に応じて減衰させる強度 |
Min Z | 画像の乱れが発生する場合はこの値を増加してください |
SSAO はアンビエントオクルージョンを擬似的に後処理イメージ効果として再現します。処理コストは画面解像度に単純に依存し、SSAO のパラメータはシーンの複雑さの影響を受けません(現実世界ののアンビエントオクルージョンであれば複雑さも影響します)しかし擬似化により画像の乱れが発生しやすくなります。例えば、画面外のオブジェクトはオクルージョンに影響せず、オクルージョンの強度もビューアングルやカメラ位置に依存します。
SSAO は処理時間を相当に浪費しやすく、一般的にハイエンドのグラフィックカードのみで使用すべきです。SSAO を使用することで Unity はカメラのデプスおよびノーマルテクスチャをレンダリングさせることになりドローコール数を増加させてかつ CPU オーバーヘッドがかかります。しかしデプスおよびノーマルテクスチャは他の効果でも代用できます(例として Depth of Field など)一度テクスチャが生成されると SSAO 効果の残りの処理はグラフィックスカード上で行われます。
このエフェクトには シェーダーモデル3 と depth textures をサポートするグラフィックスカードが必要です。 [グラフィックスハードウェアの機能とエミュレーション](GraphicsEmulation)についての詳細は、ページ及び準拠したハードウェアのリストを参照してください。