Edge Detect (エッジ検出)画像効果はシーンの物体を考慮したうえでエッジの周りに輪郭線を作成します。エッジはカラーの差ではなく表面法線や隣接するピクセルのカメラからの距離により判定されます(法線マップは「矢印」であり、特定のピクセルの位置において表面が向いている方向を示します)。一般に、2 つの隣接するピクセルが明白に異なるほう線やカメラからの距離である場合、シーンにエッジが描画されます。
その他の イメージエフェクト 同様、このエフェクトは Standard Assets をインストールすることで使用できます。
このエフェクトは ImageEffectOpaque プロパティーを使用し、画像効果が透過レンダリングパスより先に実行しています。デフォルトでは、画像効果は不透明および透明パスが完全にレンダリングされた後に実行されます。
プロパティー: | 説明: |
---|---|
Mode | フィルターの種類を選択(以下を参照) |
Depth Sensitivity | 隣接するピクセル間の距離の差でエッジが描画される最低距離 |
Normals Sensitivity | 隣接するピクセル間の法線の差でエッジが描画される最低距離 |
Sampling Distance | より大きなサンプリング距離(デフォルトは 1.0 )により厚いエッジが作成されるが、Halo (ハロー)による画像の乱れが発生します。 |
Edges exponent | Sobel (ソーベル)フィルターに使用される指数。小さい値であるほど、デプス差が小さい場合もエッジ検出します。 |
Background options | |
Edges only | 固定の色で背景をブレンド |
Background | Edges only > 0 の際に使用される色 |
新しい SobelDepthThin フィルターによりエッジ検出が他のデプスベースの画像効果( Depth of Field、Fog、あるいは Motion Blur )とともに機能します。理由はエッジがオブジェクトのシルエットを超えないためです。
エッジがフォーカスされてない背景に漏れておらず、同時に背景のブラーは作成されたエッジを取り除きません。
Depth のみがエッジ検出に用いられていることに注意し、このフィルターはシルエットの中のエッジは無視します。
SobelDepth は同様に機能するが、オブジェクトのシルエットの外のエッジを無視しません。このため、エッジ検出はより精緻であるが他のデプスベースエフェクトとともにうまく機能しません。
Depth と Normal の両方からピクセルがエッジであるか判断するにも関わらず TriangleDepthNormals はほとんどの場合にもっとも安いフィルターです。すなわち、オブジェクトのシルエット以外にも検出します。しかしながら、大量の法線マップの詳細があると、フィルターが機能しない場合があります。
RobertsCrossDepthNormals は Triangle フィルターと同じプロパティーを共有しますが、エッジ検出のためにより多くのサンプリングを行います。自然な副産物として、結果的にエッジが厚くなりがちです。
このエフェクトは、Depth Texture をサポートするグラフィックスカードが必須です。 [グラフィックスハードウェアの機能とエミュレーション] ( GraphicsEmulation )についての詳細は、ページ及び準拠したハードウェアのリストを参照してください。