Unity コンテンツは、Unity Web Player プラグインによってブラウザーにロードされます。HTML コードは通常、このプラグインと直接通信せず、 UnityObject2 というスクリプトを通じて通信します。その主なタスクは、ユーザーをブラウザーやプラットフォーム固有の各種問題から保護することにより、とても簡単に Unity コンテンツを埋め込むことです。また、これによって、Web Player を簡単にインストールできます。
Web Player 作成時に Unity が生成した HTML ファイルには、一般に必要とされる機能がすべて含まれます。ほとんどの場合、HTML ファイルを編集する必要はありません。本書の残りで、このファイルの内部での動作について説明します。
使用する前に、UnityObject2 スクリプトをロードする必要があります。これは、 <head> の上部で行われます。
<script type="text/javascript">
<!--
var unityObjectUrl = "http://webplayer.unity3d.com/download_webplayer-3.x/3.0/uo/UnityObject2.js";
if (document.location.protocol == 'https:')
unityObjectUrl = unityObjectUrl.replace("http://", "https://ssl-");
document.write('<script type="text/javascript" src="' + unityObjectUrl + '"></script>');
-->
</script>
これで、さまざまな Unity 関連のタスク (最も重要なのは Unity のコンテンツを埋め込むことです) を補助する UnityObject2 をインスタンス化することができます。これは__UnityObject2__ をインスタンス化し initPlugin を新しいインスタンス上で呼び出して行います。initPlugin はいくつかのパラメーターを受け取ります。第 1 パラメーターは Unity コンテンツによって置き換えられる HTML 要素の id を指定します。これは <div> を持つ HTML 要素であることがもっとも一般的です。この div 要素は Unity コンテンツと置き換えるためのプレースホルダと考えてください。第 2 パラメーターは表示される WebPlayer のデータファイルのパスを指定します。詳細は UnityObject2 の働き を参照してください。
var u = new UnityObject2();
u.initPlugin(jQuery("#unityPlayer")[0], "Example.unity3d");
最後に、HTML プレースホルダーは、<body> 内に配置されます。これは、 <div id=“unityPlayer” /> のようにシンプルな形になります。ただし、最大限の互換性を得るには、ブラウザーが JavaScript をサポートしておらず、プレースホルダーが UnityObject で置換されない場合のために、警告メッセージを配置するのがベストです。
<div id="unityPlayer">
<div class="missing">
<a href="http://unity3d.com/webplayer/" title="Unity Web Player. Install now!">
<img alt="Unity Web Player. Install now!" src="http://webplayer.unity3d.com/installation/getunity.png" width="193" height="63" />
</a>
</div>
</div>