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    Visual Scripting の環境設定

    Visual Scripting の環境設定を行うことで、Graph ウィンドウとノードの動作を制御できます。

    Visual Scripting の環境設定を行うには、メニューから Edit > Preferences を開き、Preferences ウィンドウ内で Visual Scripting を選択してください。

    Visual Scripting 環境設定リファレンス

    下記の表には、Visual Scripting の環境設定項目の説明が掲載されています。

    基本的な環境設定

    以下の環境設定項目は、Visual Scripting の全てのグラフタイプにわたる基本的な動作を制御します。

    環境設定項目 説明
    Dim Inactive Nodes 有効にすると、グラフ内のロジックフローにまだ接続されていない全てのノードが Graph Editor 内で淡色表示されます。淡色表示されたノードは "現在の設定ではグラフ内で使用されていない” ことを意味するので、視覚的に分かりやすくなります。
    無効にした場合、現在接続されていない (あるいは使用されていない) ノードが淡色表示されません。
    Dim Incompatible Nodes 有効にすると、接続を行う際に、現在の接続に適合する接続ポートを持たない全てのノードが淡色表示されます。無効にすると、有効な接続ポートを持たないノードが淡色表示されません。
    Show Variables Help 有効にすると、Blackboard ウィンドウ内で、選択された変数スコープのそれぞれに簡単な説明が表示されます。無効にすると、この説明が非表示になります。
    Create Scene Variables 有効にすると、Graph ウィンドウで Scene 変数を作成した後に、Scene Variables という名前のゲームオブジェクトが、Variables コンポーネントと Scene Variables スクリプトコンポーネントのある状態で自動的に作成されます。無効にした場合、Scene 変数を使用するためにゲームオブジェクトに必要なコンポーネントを自分で作成する必要があります。
    Show Grid 有効にすると、Graph Editor の背景に Visual Scripting のグリッドが表示されます。無効にすると、Graph Editor でグリッドが非表示になります。
    Snap to Grid 有効にすると、Graph Editor 内でノードが Visual Scripting グリッドにスナップします。無効にすると、ノードが自由に動き、グリッド上の点に自動的にスナップしません。
    Pan Speed Pan Speed の設定によって、スクロールホイールを使用して縦方向にパンする時の Graph Editor の動きの素早さを制御できます。
    Drag Pan Speed Drag Pan Speed の設定によって、ウィンドウの端にノードを動かした時の Graph Editor の動きの素早さを制御できます。
    Zoom Speed Zoom Speed の設定によって、Graph ウィンドウでズームの度合いを調整する時の、Graph Editor がズームイン/ズームアウトする動きの素早さを制御できます。Graph Editor でのズームの調整に関する詳細は、Visual Scripting の制御方式を選択する のページにある "ズームイン/ズームアウト" の説明を参照してください。
    Overview Smoothing Overview Smoothing の設定によって、Overview オプションが選択された後に Graph Editor がズーム/パンする動きの滑らかさを制御できます。Overview オプションに関する詳細は、Visual Scripting のインターフェース を参照してください。
    Carry Children 有効にすると、親ノードを動かした時に、接続された全ての子ノードが動きます。無効にすると、親ノードを動かした時に、接続された子ノードが動きません。
    NOTE

    この設定は、Graph ウィンドウのツールバーからも変更可能です。詳細は Visual Scripting のインターフェース を参照してください。

    Disable Playmode Tint 有効にすると、エディターが再生モードの時に、Graph ウィンドウ上の全てのノードが通常通りに表示されます。無効にすると、Graph ウィンドウ上の全てのノードが色付き表示されます。
    Control Scheme Visual Scripting の制御方式を選択できます。詳細は Visual Scripting の制御方式を選択する を参照してください。
    Clear Graph Selection 有効にすると、グラフの設定されていないゲームオブジェクトを選択した時に Graph ウィンドウの表示内容が消去されます。無効にすると、グラフの設定されていないゲームオブジェクトを選択した時に、最後に表示されたグラフの表示が保持されます。
    ノート

    Clear Graph Selection の設定に関わらず、Graph ウィンドウは現在選択中のゲームオブジェクトに設定されたグラフを表示するように更新されます。

    Human Naming 有効にすると、キャメルケースの関数名が変換されます。例えば、camelCase は Camel Case になります。無効にすると名前が変換されません。
    Max Search Results Max Search Results の値によって、検索バーを使用した時にファジーファインダーによって返される検索結果の最大数を設定できます。
    Group Inherited Members 有効にすると、ファジーファインダーの検索結果内で、現在の検索語の親あるいは基本クラスから継承されたノードがグループ化されます。
    例えば、Audio Source は Component であり、独自にのメソッドとノードを持っていますが、Component ノードを使用することで Component としてインタラクト可能です。これをファジーファインダーで検索した場合、Component から継承されたノードがグループ化されてグレーで表示されます。
    無効にすると、ファジーファインダーの検索結果内で、こうした継承されたノードがグループ化されずに表示されます。
    Developer Mode 有効にすると、Preferences ウィンドウ内に追加的な環境設定項目が提供されます。また Graph ウィンドウと、 Unity エディターの他の領域にも追加的な機能が提供されます。Developer Mode の追加的な環境設定項目に関する詳細は、[Developer Mode の追加的な環境設定項目 を参照してください。
    AOT Safe Mode 有効にすると、Ahead Of Time (AOT) コンパイルを必要とするプラットフォームで問題を引き起こす可能性のある型を持つノードが、ファジーファインダーの検索結果から除外されます。例えば、Generic 型を使用しているノードは除外されます。
    無効にすると、問題を引き起こす可能性のある型がフィルタリングされません。

    Script Graph の環境設定

    以下の環境設定項目は、Graph ウィンドウでの Script Graph の動作を変更します。

    環境設定項目 説明
    Update Units Automatically
    NOTE

    これは実験的機能です。

    有効にすると、プロジェクトの Assets フォルダー内にあるスクリプトの変更が検知される度にノードライブラリが自動的に更新されます。無効にした場合は、ノードライブラリを手動で更新する必要があります。ノードライブラリの更新に関する詳細は、Visual Scripting のプロジェクト設定 を参照してください。
    Predict Potential Null References 有効にすると、Visual Scripting の予測デバッグ機能が、グラフ内に null 値の入力が存在する可能性がある場合に警告を表示します。無効にすると、予測デバッグ機能は null 値に関する警告を表示しません。
    ノート

    この設定を有効にした場合、予測デバッグ機能が誤判定を返す場合があります。

    Predict Potential Missing Components 有効にすると、Visual Scriptingの予測デバッグ機能が、グラフ内に欠落したコンポーネントが存在する可能性がある場合に警告を表示します。 無効にすると、予測デバッグ機能は、コンポーネントの欠落に関する警告を表示しません。
    ノート

    この設定を有効にした場合、予測デバッグ機能が誤判定を返す場合があります。

    Show Connection Values 有効にすると、Unity エディターが再生モードの時に、ノード間で送受信される出入力値が Graph Editor に表示されます。これによりスクリプトのデバッグが行いやすくなります。
    無効にすると、Graph Editor に出入力値が表示されません。
    Predict Connection Values 有効にすると、Unity エディターが再生モードの時に、ノード間で送受信される出入力値の予測が Graph Editor に表示されます。例えば、スクリプト内の変数に現在設定されている値が正しく表示される場合がありますが、その値はノードによって使用される前に変更される可能性があります。
    無効にすると、出入力値の予測が行われません。
    Hide Port Labels 有効にすると、ノードの出入力ポートの名前ラベルが表示されません。無効にすると、ノードに名前ラベルが表示されません。
    Animate Control Connections 有効にすると、エディターが再生モードの時に、ノードのロジックフローの接続にアニメーションが付きます。無効にすると、ロジックフローの接続にアニメーションが付きません。
    Animate Value Connections 有効にすると、Unity エディターが再生モードの時に、ノードの値フローの接続にアニメーションが付きます。無効にすると、値フローの接続にアニメーションが付きません。
    Skip Context Menu 有効にした場合、Graph ウィンドウ内で右クリックすると Visual Scripting のファジーファインダーが開きます。コンテキストメニューにアクセスするには "Shift + 右クリック” の操作を行う必要があります。
    無効にした場合、ノードが選択されていない状態で右クリックするとファジーファインダーが開き、ノードが選択された状態で右クリックするとコンテキストメニューが開きます。

    State Graph の環境設定

    以下の環境設定は、Graph ウィンドウでの State Graph の動作を変更します。

    環境設定項目 説明
    States Reveal ドロップダウンメニューを使用して、Script State ノードにそのグラフからイベントのリストを表示するタイミングを選択できます。
    • Never: Script State ノードにイベントのリストが一切表示されません。
    • Always: Script State ノードに常にイベントのリストを表示されます。
    • On Hover: Graph ウィンドウ内でノードにマウスオーバーされた時にのみ、Script State ノードにイベントのリストが表示されます。
    • On Hover with Alt: "Alt キーを押しながらノードにマウスオーバー” された時にのみ、Script State ノードにイベントのリストが表示されます。
    • When Selected: Graph ウィンドウ内でノードが選択された時にのみ、Script State ノードにイベントのリストを表示されます。
    • On Hover or Selected: ノードにマウスオーバーされた時、または Graph ウィンドウでノードが選択された時にのみ、Script State ノードにイベントのリストが表示されます。
    • On Hover with Alt or Selected: "Alt を押しながらノードにマウスオーバー" された時、あるいはそれが Graph ウィンドウ内で選択された時にのみ、Script State ノードにイベントのリストが表示されます。
    State Graph 内に多数の Script State ノードがある場合にも、この設定の変更が必要になる場合があります。
    Transitions Reveal ドロップダウンメニューを使用して、遷移にそのグラフからイベントのリストを表示するタイミングを選択できます。
    • Never: 遷移にイベントのリストが一切表示されません。
    • Always: 遷移にイベントのリストが常に表示されます。
    • On Hover: Graph ウィンドウで遷移にマウスオーバーされた時にのみ、イベントのリストが表示されます。
    • On Hover with Alt: 遷移に "Alt キーを押しながらマウスオーバー” された時にのみイベントのリストが表示されます。
    • When Selected: Graph ウィンドウで遷移が選択された時にのみイベントのリストが表示されます。
    • On Hover or Selected: 遷移にマウスオーバーされた時、または遷移が選択された時にのみ、イベントのリストが表示されます。
    • On Hover with Alt or Selected: "Alt キーを押しながら遷移にマウスオーバー" された時、または Graph ウィンドウで遷移が選択された時にのみ、イベントのリストが表示されます。
    State Graph 内に多数の遷移がある場合にも、この設定の変更が必要になる場合があります。
    Transitions End Arrow 有効にすると、State Graph の各遷移接続の終点に矢印が追加されます。無効にすると、遷移接続が単純な線で表示されます。
    State Graph 内に多数の遷移がある場合は、この設定は無効にしておくことをお勧めします。
    Animate Transitions 有効にすると、エディターが再生モードの時に遷移接続にアニメーションが付きます。無効にすると、遷移接続にアニメーションが付きません。

    Developer Mode の追加的な環境設定項目

    Note

    以下の環境設定項目は、Developer Mode を有効にした場合にのみ使用可能です。

    これらの Developer Mode の追加的な環境設定項目は、Visual Scripting 用の拡張機能やカスタムノードの開発に役立ちます。Visual Scripting パッケージにおいてこれらの設定項目が継続的にサポートされる保証はありません。

    環境設定項目 説明
    Debug 有効にすると、Graph ウィンドウ内にレンダーされる要素のデバッグに役立つ追加的なログ記録と視覚的オーバーレイが追加されます。例えば、カスタムノードを作成した場合、この設定を有効にすることが目標とする UI の作成に役立つ可能性があります。
    Track Metadata State 有効にすると、デバッグに役立つ追加的な情報がログに記録されます。
    Debug Inspector UI 有効にすると、より詳細な情報と追加的なオーバーレイが提供されます。これによって得られる情報は Visual Scripting の Debug 設定が提供する情報よりも広範であり、エディター UI のより多くの領域に影響します。この設定は、より詳細なデバッグフィードバックが必要な場合にのみ有効にしてください。
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