Visual Effect Graph の Point Cache
Point Cache は、点およびテクスチャにベイクされた属性を格納するアセットです。Point Cache を使うと、パーティクルエフェクトを複雑なジオメトリの形状に作成できます。
属性マップ
Point Cache は属性マップにデータを格納します。属性マップは、特定の点属性に対する値のリスト (Point Cache 内の各点につき 1 つ) です。例えば、位置属性マップは、Point Cache の各点に、1 つの位置を格納します。各点には、属性値にアクセスできるインデックスがあります。ある点に属性データを取得するには、点のインデックスで各属性マップを調べます。Point Cache は、各列が属性マップを、各行が点を表す下のような表と考えることができます。
Position | Normal | Color | |
---|---|---|---|
Point 1 | ... | ... | ... |
Point 2 | ... | ... | ... |
Point 3 | ... | ... | ... |
Point 4 | ... | ... | ... |
... | ... | ... | ... |
Point Cache アセット
Unity はPoint Cache をアセットとしてインポートおよび格納します。Point Cache アセットは、オープンソース Point Cache 仕様に従い、.pCache
ファイル拡張子を使います。Inspector で編集できる公開プロパティは持ちませんが、パーティクル数やパーティクルプロパティを表すテクスチャなど、読み取り専用情報を表示します。Point Cache アセットに関する詳細と、Inspector で表示されるプロパティの説明については、Point Cache アセット を参照してください。
Point Cache の使用
Point Cache Operator を利用すると、ビジュアルエフェクトで Point Caches を使うことができます。この演算子は、パーティクル数と属性を Point Cache アセットから抽出し、Operator で出力ポートとしてアクセス可能にします。開放されたポートは、Set <attribute> from Map ブロックのような、他の Node に接続できます。
Point Cache の生成
ビジュアルエフェクトで使う Point Cache を生成する際は、以下の方法のいずれかを使うことができます。
- ビルトイン Point Cache Bake Tool
VFXToolbox (located in the /DCC~ folder) に付属の Houdini pCache Exporter で、Point Cache をベイクできます。
独自のエクスポーターを使って Point Cache ファイルを書くことができます。Point Cache アセットフォーマットおよび仕様に関する情報は、pCache README を参照してください。
制限と警告
Inporter はfloat
および uchar
プロパティタイプをサポートします。その他のタイプのプロパティはいずれも、エラーを返します。