ボリュームプロファイル

ボリュームプロファイルはスクリプタブルオブジェクトであり、これに含まれるプロパティは、ボリュームの影響を受けるカメラのシーン環境のレンダリング方法を決めるために使用されます。ボリュームは Profile フィールドのボリュームプロファイルを参照し、参照先のボリュームプロファイルの値を使用します。

ボリュームプロファイルのプロパティは、さまざまな環境設定を制御する構造体に整理されています。これらの構造体にはいずれも使用可能な初期値が設定されていますが、Volume オーバーライドを使用してその値をオーバーライドすることで、環境設定をカスタマイズできます。

ボリュームプロファイルを作成してカスタマイズする

ボリュームプロファイルの作成方法はいくつかあります。Unity で Scene Settings ゲームオブジェクト (メニュー: Rendering > Scene Settings) を作成すると、ボリュームプロファイルが自動的に作成され、リンクされます。ボリュームプロファイルは手動でも作成できます。メニュー Assets > Create > Volume Profile に移動します。

Inspector でボリュームプロファイルを開き、プロパティを編集します。これには、以下のいずれかの方法を使用します。

• Assets フォルダーでボリュームプロファイルを選択します。

• Volume コンポーネントの Profile フィールドにボリュームプロファイルが設定されているゲームオブジェクトを選択します。

Inspector でボリュームプロファイルを確認するときは、ボリュームプロファイルに含まれている Volume オーバーライドの値しか表示されません。他のすべての値は非表示になります。ボリュームプロファイルのデフォルトプロパティを編集するには、Volume オーバーライドコンポーネントを追加する必要があります。

Volume オーバーライドコンポーネントを追加するには、Add Override ボタンをクリックし、ボリュームプロファイルに追加する Volume オーバーライドを選択します。

例えば、Add Override ボタンをクリックし、Motion Blur (モーションブラー) Volume オーバーライドを選択します。これで URP の Motion Blur エフェクトに関連するプロパティが表示されます。