既存のプロジェクトへのユニバーサルレンダーパイプラインのインストール
パッケージマネージャーシステム 経由で最新バージョンの Universal Render Pipeline (ユニバーサルレンダーパイプライン、URP) をダウンロードして既存のプロジェクトにインストールできます。既存のプロジェクトがない場合は、テンプレートから新しい URP プロジェクトを開始する方法 に関するドキュメントを参照してください。
始める前に
URP は、独自の 統合ポストプロセスソリューション を使用します。プロジェクトにポストプロセスパッケージのバージョン 2 がインストールされている場合、プロジェクトに URP をインストールする前に、ポストプロセスパッケージのバージョン 2 を削除する必要があります。URP をインストールしたら、ポストプロセスエフェクトを作成し直すことができます。
現在、URP はカスタムポストプロセスエフェクトをサポートしていません。プロジェクトでカスタムポストプロセスエフェクトを使用している場合、URP でそれらのエフェクトを再作成することはできません。カスタムポストプロセスエフェクトは、URP の今後のリリースでサポートされる予定です。
URP のインストール
- Unity でプロジェクトを開きます。
- 上部のナビゲーションバーで、Window > Package Manager の順に選択し、Package Manager ウィンドウを開きます。
- All タブを選択します。このタブには、現在実行中の Unity のバージョンで利用できるパッケージのリストが表示されます。
- パッケージのリストから Universal RP を選択します。
- Package Manager ウィンドウの右下にある Install を選択します。プロジェクトに URP が直接インストールされます。
URP の設定
URP は、使用を開始する前に、設定する必要があります。そのためには、スクリプタブルレンダーパイプラインアセットを作成し、グラフィックス設定を調整する必要があります。
URP アセットの作成
URP アセット は、プロジェクトのグローバルレンダリング設定と品質設定を制御し、レンダリングパイプラインのインスタンスを作成します。レンダリングパイプラインのインスタンスには、中間リソースとレンダーパイプラインの実装が含まれています。
URP アセットを作成するには:
- エディターで Project ウィンドウに移動します。
- Project ウィンドウで右クリックし、Create > Rendering > URP Asset の順に選択します。または、上部のメニューバーに移動し、Assets > Create > Rendering > Universal Render Pipeline > Pipeline Asset の順に選択します。
新しい URP アセットの名前は、デフォルトのままにしておくか、新しい名前を入力します。
グラフィックス設定へのアセットの追加
URP を使用するには、新しく作成した URP アセットを Unity のグラフィックス設定に追加する必要があります。追加しないと、ビルトインレンダーパイプラインが使用されます。
URP アセットをグラフィックス設定に追加するには:
- Edit > Project Settings...> Graphics の順に移動します。
- Scriptable Render Pipeline Settings フィールドに、先ほど作成した URP アセットを追加します。URP アセットを追加すると、利用できるグラフィックス設定が即座に変更されます。これで、プロジェクトで URP が使用されます。
シェーダーのアップグレード
プロジェクトで、事前ビルド済みの スタンダードシェーダー またはビルトインレンダーパイプライン用に作られたカスタムの Unity シェーダーを使用している場合、それらを URP 互換の Unity シェーダーに変換する必要があります。このトピックの詳細については、シェーダーのアップグレード を参照してください。