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    Procedural Sky

    Procedural Sky (プロシージャルスカイ) Volume コンポーネントオーバーライドは、HD レンダーパイプライン (High Definition Render Pipeline、HDRP) が生成する空の種類を特定します。例えば、太陽のサイズや地面の色、そして空の色付けを設定できます。

    このスカイは Unity のビルトインレンダーパイプラインのプロシージャルスカイに類似しています。異なるのは、ビルトインレンダーパイプラインにはない追加のプロパティーがある点です。HDRP の Procedural Sky は、Multiplier、Update Mode プロパティーと、HDRP のベイキングプロセスで太陽を含めるオプションを展開します。

    非推奨

    HDRP は 2019.3 で Procedural Sky を非推奨とし、Physically Based Sky を代わりに導入しました。Unity 2019.3 以降で HDRP プロジェクトに Procedural Sky を使う際は、2019.2 から 2019.3 へのアップグレードガイド の指示に従ってください。

    Procedural Sky の使用

    Procedural Sky は Volume フレームワークを使うため、Procedural Sky プロパティーを有効化し変更するには、Procedural Sky オーバーライドを Volume に追加しなければなりません。Volume に Procedural Sky を追加する手順は以下の通りです。

    1. シーンまたは Hierarchy ビューで、Volume コンポーネントを含むゲームオブジェクトを選択し、Inspector で表示します。 
    2. Inspector で Add Override > Sky へ行き Procedural Sky をクリックします。

    Procedural Sky オーバーライドを追加したら、Volume が Procedural Sky を使うように設定しなければなりません。Visual Environment オーバーライドは、Volume が使うスカイタイプを制御します。Visual Environment オーバーライドは、Sky セクションへ行き Type を Procedural Sky に設定します。これで HDRP は Volume が影響するすべてのカメラに対して Procedural Sky をレンダリングします。

    API

    ランタイム中このオーバーライドにアクセスし制御するためには、Volume スクリプティング API を使用します。Volume システムの仕組みにより、プロパティーは標準 Unity コンポーネントとは異なる方法で編集されます。また、各プロパティーに overrideState があるなど、他にも注意する点があります。これは Volume システムが、設定したプロパティー値と Volume Profile に保存されているデフォルト値のうち、どちらを使うかを指示します。API を正しい利用法についての詳細は、 Volume スクリプティング API を参照してください。

    プロパティー

    Volume コンポーネントのオーバーライドのプロパティーを編集するには、プロパティーの左にあるチェックボックスを有効にします。これにより HDRP も Volume コンポーネントに対して、デフォルト値ではなく特定されたプロパティー値を使うことになります。チェックボックスを無効にすると、HDRP は設定されたプロパティーを無視し、Volume のデフォルト値を代わりに使います。

    プロパティー 説明
    Enable Sun Disk チェックボックスを有効にすると、HDRP は Sky Size、Sun Size Convergence、Exposure、および Multiplier に定義される太陽の円盤を表示します。
    Sun Size スライダーを使って、太陽の円盤のサイズモディファイアを設定します。
    Sun Size Convergence スライダーを使って、太陽のサイズコンバージェンスを設定します。値が小さいほど太陽は大きく見えます。
    Atmospheric Thickness スライダーを使って、大気密度を設定します。大気密度が高いほど、ライトをより吸収します。
    Sky Tint カラーピッカーを使って、空の色を選択します。
    Ground Color カラーピッカーを使って、地面 (水平線の下のエリア) の色を選択します。
    Exposure HDRP が環境光としてシーンに適用する露出を設定します。HDRP は Exposure 値の累乗を使って、シーンの環境光を計算します。
    Multiplier HDRP が環境光としてシーンに適用する乗数を設定します。HDRP はシーンの環境光をこの値で乗算します。
    Update Mode ドロップダウンから、HDRP がスカイ環境を (アンビエントおよびリフレクションプローブを使って) 更新する割合を設定します。
    • On Changed: HDRP はスカイプロパティーの 1 つが変更されたときにスカイ環境を更新します。
    • On Demand: HDRP はスクリプトからのスカイ環境更新が手動で呼び出されるまで待機します。
    • Realtime: HDRP は Update Period に定義される一定間隔でスカイ環境を更新します。
    - Update Period HDRP がスカイ環境を更新する期間を秒単位で設定します。値を 0 に設定すると、HDRP は各フレームでスカイ環境を更新します。このプロパティーは Update Mode を Realtime に設定したときのみ表示されます。
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