Alembic Exporter コンポーネント
Alembic Exporter コンポーネントでは、Alembic パッケージから Alembic ファイルにアニメーションをエクスポートする方法をカスタマイズできます。

以下のトピックでは、Alembic Exporter コンポーネントの各プロパティについて詳しく説明します。
- Output Path セクション
- Alembic Settings セクション
- Capture Settings セクション
- Capture Components オプショングループ
- Mesh Components オプショングループ
- その他のキャプチャオプション
- Misc セクション
- Capture Control セクション
ノート: Alembic パッケージでは、エクスポート時に Alembic ノード名の末尾に ID (例:
(0000283C)) が付加されます。これは、Alembic では階層内の各ノードに一意の名前を付ける必要があるので、名前の競合を回避するためです。
Output Path セクション
Alembic ファイルの保存場所を指定します。デフォルトでは、出力パスは現在の Unity プロジェクトパスからの相対パスになります。

Alembic Settings セクション
以下の設定を使用して、Alembic 出力のプロパティを定義します。

| プロパティ | 説明 | |
|---|---|---|
| Xform Type | トランスフォームタイプを選択します。 | |
| Matrix | 完全な変換行列を記録します。 | |
| TRS | オブジェクトの位置、回転、拡大縮小に関する TRS チャンネルを記録します。これがデフォルトのトランスフォームタイプです。 | |
| Time Sampling | ||
| Type | 時間のサンプリングモードを選択します。 | |
| Uniform | Alembic 側のフレーム間隔を常に一定にします (1/フレームレート (秒))。 |
|
| Acyclic | Unity のデルタタイムを Alembic 側のフレーム間隔に設定します。間隔は一定ではありませんが、ゲームの進行への影響を最小限に抑えられます。主にゲームの 3D 録画を想定したモードです。 | |
| Frame Rate | 均一サンプリングに使用するフレームレートを設定します。このオプションは、Time Sampling の Type が Uniform に設定されている場合にのみ使用できます。 | |
| Fix Delta Time | このオプションを有効にすると、フレームレートに基づいて Time.maximumDeltaTime が設定され、デルタタイムが固定されます。この動作は、ビデオ制作で推奨されます。 ノート: Time.maximumDeltaTime を手動で管理する場合は、デルタタイムが不均一になる可能性があることに注意してください。 このオプションは、Time Sampling の Type が Uniform に設定されている場合にのみ使用できます。 |
|
| Swap Handedness | このオプションを有効にすると、左手座標系 (Unity) から右手座標系 (Autodesk® Maya®) に変更されます。 | |
| Swap Faces | このオプションを有効にすると、すべての面の前後が反転されます。 | |
| Scale Factor | 異なるシステム単位間で変換を行う際のスケールファクターを設定します。たとえば、0.1 を使用した場合、エクスポート後の Alembic ファイルでは Unity の単位がその値の 1/10 に変換されます。これは位置とスピードにも影響します。 |
Capture Settings セクション
以下の設定を使用して、現在のキャプチャのターゲットとなるゲームオブジェクトのセットを決定します。キャプチャが始まると、ターゲットセットはロックされ変更されなくなります。ターゲットセット内のゲームオブジェクトの有効と無効を切り替えても、キャプチャには影響しません。また、キャプチャの開始後に生成されたゲームオブジェクトは含まれません。
注意: キャプチャの途中でターゲットゲームオブジェクトを削除すると、キャプチャが中断され、Alembic ファイルに含まれるサンプルの数が不均一になる可能性があります。ソフトウェアによっては、この処理で異常が生じる場合があります。

| プロパティ | 説明 | |
|---|---|---|
| Scope | エクスポートの範囲を選択します。デフォルトでは、これは Entire Scene に設定されています。 | |
| Entire Scene | シーン全体をエクスポートします。この設定がデフォルトです。 | |
| Target Branch | シーンのブランチ (または階層) のみをエクスポートします。このオプションを選択すると、ゲームオブジェクトを選択するための Target プロパティが表示されます。 | |
| Target | エクスポートする階層のルートとなるゲームオブジェクトへの参照を設定します。 このプロパティは、Scope プロパティが Target Branch に設定されている場合にのみ使用できます。 |
|
| Static MeshRenderers | このオプションを有効にすると、静的メッシュのアニメーションのキャプチャがスキップされます。 |
Capture Components オプショングループ
以下の設定を使用して、データを保存するコンポーネントを定義します。

| プロパティ | 説明 |
|---|---|
| MeshRenderer | このオプションを有効にすると、MeshRenderer コンポーネントがエクスポートされます。 |
| SkinnedMeshRenderer | このオプションを有効にすると、SkinnedMeshRenderer コンポーネントがエクスポートされます。 |
| Camera | このオプションを有効にすると、Camera コンポーネントがエクスポートされます。 |
Mesh Components オプショングループ
以下の設定を使用して、保存するメッシュデータを微調整します。

| プロパティ | 説明 |
|---|---|
| Normals | このオプションを有効にすると、メッシュの法線がエクスポートされます。 |
| UV 0 | このオプションを有効にすると、メッシュの基本テクスチャ座標がエクスポートされます。 |
| UV 1 | このオプションを有効にすると、メッシュの第 2 テクスチャ座標セットがエクスポートされます。 |
| Vertex Color | このオプションを有効にすると、頂点色がエクスポートされます。 |
| Submeshes | このオプションを有効にすると、サブメッシュがエクスポートされます。 |
ノート: マテリアルのエクスポートは Alembic でサポートされていないため、Unity の Alembic でもサポートされていません。
その他のキャプチャオプション
以下のオプションで、キャプチャの開始と停止を制御できます。

| プロパティ | 説明 |
|---|---|
| Capture On Start | このオプションを有効にすると、Alembic Exporter コンポーネントが含まれるシーンのロード時に Start() でキャプチャが開始されます。 |
| Ignore First Frame | このオプションを有効にすると、最初のフレームのキャプチャがスキップされます。 Capture On Start が有効になっている場合にのみ使用できます。 |
| Max Capture Frame | キャプチャを停止するフレームを設定します。 |
Misc セクション
Detailed Log オプションを有効にすると、キャプチャした各フレームのデバッグログを取得できます。

Capture Control セクション
このセクションのボタンで、キャプチャするアニメーションの量を定義できます。

ノート: このセクションのボタンは、再生モードに入った後にのみ使用できます。
再生モードで Begin Recording をクリックすると、シーン全体のキャプチャが開始されます。このオプションは、Capture On Start が無効になっている場合に使用します。
現在のフレームのみを Alembic ファイルにエクスポートするには、One Shot をクリックします。