Version: 5.6
public static float updateThreshold ;

説明

リアルタイムの GI の更新を制限するためのしきい値。単位は「強度の変化のパーセンテージ」です。

リアルタイムのライトマップが更新される前に、入射光がどれだけ変更可能かを説明します。入射光が更新されるとき、Enlighten は、最後に入射光が更新されてからの入射光強度の差の合計を保持します。更新ごとに現在の差が追加されます。ですから、経時的に最後に更新されてからの差の合計になります。各更新で、Enlighten は、パーセンテージを示す updateThreshold 値が指定する差によって、光強度の今までの合計が前回の結果を超えているかを確認します。

値が低いということは、リアルタイムのライトマップがより頻繁に更新されるかわりに、CPU により重い負荷がかかることを意味しています。値が高いと、更新頻度は落ちますが、CPU に対する負担が軽くなります。

しきい値が 0 の値は入射光の変化の量に関係なくライトマップを更新することを意味します。入射光に変化がない場合、ライトマップを更新しません。正の値の場合は、しきい値を超えたときのみグローバルイルミネーション (GI) を更新します。これは CPU サイクルを節約し、ほとんどが静的なライティングである他の領域に比べて頻繁に変更されている部分の更新に便利です。デフォルトは 1.0 です。正の値ならどんな数値でも設定可能ですが、小さな値にすることを推奨します。そうでないと、アーティファクト (と誤ったラジオシティ) が発生する場合があるからです。

CPU をより節約したい場合は、100% を超える値を設定することもできます。更新が発生する前は、エラー許容範囲は、実際に最大になっています。

負の値はすべて、一時的に一貫性を失わせる原因となります。そのため、ライティングに変化がまったくない場合でも、フレームごとにシステムが更新されます。

強度の値が高いと、強度の値が低い場合に比べ、更新する頻度が少なくなります。強度の高い光よりも強度の低い光でより頻繁に差が確認されるので、理に適っているといえます。