ダイレクトブレンドツリー(Direct Blend Tree)を使用すれば、それぞれのブレンドツリーの子のウェイトをアニメーターパラメーターで直接設定することができます。これは、(1D や 2D ブレンドツリーのように)一つか二つのパラメーターを使って間接的にブレンドするのではなく、ブレンドされるさまざまなアニメーションを具体的に直接調節したい場合に役立ちます。
ダイレクトブレンドツリーを設定する際に、インスペクターでモーションリストにモーションを追加することができます。その後に各モーションにパラメーターを割り当てることで、ツリー中の各モーションのブレンドウェイトを直接設定できるようになります。アニメーターパラメーターの作成についてはアニメーションパラメーターを参照してください。
つまり、このダイレクトモードを使えば、クロスフェーディングやさまざまな2D ブレンディングのアルゴリズム(Freeform Directional、Freeform Cartesian 等)を使わずに、好きなコードを実装してブレンドされたアニメーションを制御することが可能なのです。
これは、顔の表情のブレンドシェイプアニメーションをミックスする場合や、付加的なアニメーションをブレンドさせる際に特に便利です。