Unity の Device Simulator (デバイスシミュレーター) は、様々な Android デバイスの表示と動作をシミュレートします。Android デバイス上での基本的なインタラクションをテストしたり、デバイス上でのアプリケーションのレイアウトを確認することができます。デバイスを所有しなくてもシミュレーションが可能なので、コストを削減し、より多くのデバイスをカバーするために役立ちます。さらに、デバイスシミュレーターはアプリケーションをビルドすることなく使用できるので、レイアウトの問題をデバッグして迅速にイテレーションを行えます。
デバイスシミュレーターは、ターゲットデバイスのグラフィックスバックエンドはシミュレートせず、エディターと同じ方法でアプリケーションのレンダリングを行います。つまり、ターゲットデバイスのグラフィックスバックエンドが可能性として持っている制限に影響されません。またデバイスシミュレーターは、デバイスのパフォーマンス特性のシミュレーションも行いません。そのため、アプリケーションをプロファイルするには、ビルドを作成し、それを直接デバイス上で実行する必要があります。詳細は Android デバイスでのプロファイリング を参照してください。デバイスシミュレーターの機能と制限に関する詳細は、デバイスシミュレーターの基本 を参照してください。
デバイスシミュレーターには様々な Android デバイスが含まれていますが、必要に応じて他のデバイスの追加も可能です。これを行う方法は、デバイスの追加 を参照してください。