Dedicated Server (専用サーバー) ビルドターゲットはネットワークアプリケーションの最適化を実行します。このビルドターゲットは、一部の最適化をデフォルトで自動的に適用しますが、その他の最適化は、ゲームの実装によって影響が異なるため、任意となっています。
デフォルトでは、Dedicated Server ビルドターゲットは以下の最適化を実行します。
Dedicated Server ビルドターゲットは、オーディオ サブシステム を無効にします。オーディオサブシステムを無効にすると、CPU 負荷が軽減されます。
Dedicated Server ビルドターゲットは、ライティングに関連する処理スレッドを削除します。これは、サーバービルドではライティングをレンダリングする必要がないためです。
Dedicated Server ビルドターゲットは、以下の PlayerLoop コールバック を (サーバービルドには必要ないため) 無効にします。
SendMouseEvents
のプレイヤー更新ループ登録UpdateAllRenderers
のプレイヤー更新ループ登録PlayerUpdateCanvases
のプレイヤー更新ループ登録Dedicated Server ビルドターゲットは、サーバーが必要としない GPU 専用アセット (テクスチャのテクスチャピクセルデータやメッシュ頂点データなど) を削除します。このビルドターゲットは、CPU の読み取り/書き込みアクセス権を持つアセットと リソースフォルダー 内のアセットを保持します。
CPU の読み取り/書き込みアクセスを無効にしてインポートされたテクスチャとメッシュには、GPU のみがアクセス可能で、CPU はこれらにアクセスできません。Dedicated Server ビルドターゲットはグラフィックデバイスを初期化しないため、このデータは含める必要がありません。このデータを除外することで、実行ファイルのメモリ使用量が削減されます。
Dedicated Server ビルドターゲットがどのアセットを削除し、どのアセットを保持するかについては、以下のリストを参照してください。
削除:
保持:
ノート: CPU の読み取り/書き込みアクセスに関する詳細は、Texture.isReadable および Mesh.isReadable を参照してください。
Dedicated Server ビルドターゲットによって適用される自動最適化に加えて、以下の実装ごとの最適化を手動で適用することができます。