MonoBehaviour クラスは基本クラスで、デフォルトで、このクラスからすべての Unity スクリプトが派生します。Unity の Project ウィンドウから C# スクリプトを作成すると、自動的に MonoBehaviour を継承し、テンプレートスクリプトが提供します。これについての詳細は、スクリプトの作成と使用 を参照してください。
MonoBehaviour クラスは、エディター内の ゲームオブジェクトにスクリプトをアタッチするためのフレームワークを提供するとともに、Start やUpdate などの便利なイベントへのフックを提供します。
MonoBehaviour クラスのすべてのメンバーの完全なリファレンスとその技術的な詳細については、MonoBehaviour スクリプトリファレンス を参照してください。
MonoBehaviour クラスでは、コルーチンを開始、停止、管理することができます。コルーチンとは、他のコードの実行を継続させながら、一定時間を待機したり特定のアクションの完了を待つなど、非同期のコードを記述する方法です。
コルーチンの詳細については、コルーチン と スクリプトリファレンスの StartCoroutine を参照してください。
MonoBehaviour クラスは、イベントメッセージの大規模なコレクションへのアクセスを提供します。これにより、プロジェクトで現在発生していることに基づいてコードを実行することができます。ここでは、より一般的な例をいくつかご紹介します。すべてのリストについては、MonoBehaviour のスクリプトリファレンス の Messages のセクションを参照してください。
Start
- ゲームオブジェクトの存在しはじめ (シーンがロードされたとき、またはゲームオブジェクトがインスタンス化されたとき) に呼び出されます。
Update
- フレームごとに呼び出されます。
FixedUpdate
- 物理の時間ステップごとに呼び出されます。
OnBecameVisible
と OnBecameInvisible
- ゲームオブジェクトのレンダラーがカメラのビューに入ったり出たりするときに呼び出されます。
OnCollisionEnter
と OnTriggerEnter
- 物理的な衝突やトリガーが発生するときに呼び出されます。
OnDestroy
- ゲームオブジェクトが破壊されるときに呼び出されます。