Version: 2022.1
言語: 日本語
Edge Collider 2D
Composite Collider 2D

Capsule Collider 2D

Capsule Collider 2D は、2D 物理システムと相互作用するコライダーです。カプセルの形状は、頂点の角がなく、連続した円形の円周を持っています。この形状により、Capsule Collider 2D は他のコライダーの角に引っかかりにくくなっています。カプセル形状は空ではなく固体とみなされるため、Capsule Collider 2D の内側にある他の Collider 2D はコライダーに接触しているとみなされ、経時的にコライダーから強制的に追い出されます。

プロパティ 機能
Material Capsule Collider 2D の使用する物理マテリアルを設定します。この設定は、全てのリジッドボディ 2D やグローバル物理コライダーをオーバーライドします。
Is Trigger Capsule Collider 2D にイベントをトリガーさせたい場合はオンにしてください。このボックスをオンにすると、物理エンジンはこのコライダーを無視します。
Used by Effector 添付された エフェクターのどれかがこの Capsule Collider 2D を使用する場合はオンにしてください。
Offset Capsule Collider 2D ジオメトリのローカルのオフセットを設定します。
Size ボックスのサイズを指定できます。その Capsule Collider 2D によって占められる領域を定義します。
Direction Vertical または Horizontal に設定してください。カプセルの向く方向を設定するものです。具体的には、半円形の両端の向く方向を定義します。

Capsule Collider 2D を定義する設定は、SizeDirection です。Size と Direction の両プロパティは、Capsule Collider 2D のローカル空間の XY (それぞれ水平と垂直) を指しており、ワールド空間ではありません。

Capsule Collider 2D の設定方法として代表的なのは、SizeDirection に合わせる方法です。例えば、 Capsule Collider 2D の DirectionVertical であれば、 XSize は 0.5、 YSize は 1 です。これにより、この垂直方向のカプセルは、(太くなるのではなく) 背が高くなります。

下記の例で、黄色い線で表されているのが XY です。

Size が Direction と一致するように設定された Capsule Collider 2D の例
SizeDirection と一致するように設定された Capsule Collider 2D の例

カプセルの設定例

Capsule Collider 2D の形状は様々に調整できます。以下で、以下はその一部です。

Size プロパティの XY が同じである場合は常に、 Capsule Collider 2D はほぼ円形になります。

Capsule Collider 2D の設定例
Capsule Collider 2D の設定例

ノート: 2D 物理システムの既知の問題として、ゲームオブジェクトが複数のコライダーを横切って移動すると、1 つまたは複数のコライダーがコライダー同士の衝突を登録することがあります。これは、コライダーが完全に整列している場合でも発生します。この衝突により、コライダーの速度が低下したり、停止したりする場合があります。

Capsule Collider 2D を使ってサーフェスを作成すると、この問題を軽減することができます。サーフェイスに複数のコライダーを使用するのではなく、1 つのコライダーを使用することをお勧めします。Edge Collider 2D はその例です。

Edge Collider 2D
Composite Collider 2D