Unity Analytics では、データリセットを行って、Analytics のダッシュボードからすべてのデータを完全に消去することができます。この操作はいったん行うと 元に戻すことはできません 。そのため、操作を実行する前に、このドキュメントと Analytics ダッシュボードの確認メッセージを注意深く確認してください。
このページでは、データリセットが役立つ状況と、Analytics プロジェクトのデータに与える影響について説明します。
Analytics プロジェクトでデータをリセットする主なシナリオは、ゲームをローンチ (または再リリース) する直前にダッシュボードからデータを消去する場合です。これにより、リセット後に収集したデータが確実にクリーンで、前に収集したデータと混合して分析をゆがめないようにします。
その他の一般的なシナリオは以下の通り。
ゲームをローンチする前の開発中やテスト中に収集したデータを消去します。
プレリリース版またはベータ版のデータを消去します。
ストアでゲームをローンチする前にデータを消去します。
製品を再ローンチする前にデータを消去します。
データのリセットはオプションです。この機能を使用する必要がまったくない場合もあります。
Unity テクノロジーズのデータ処理サイクルのため、すべてのデータリセットは翌日 00:00 協定世界時に発生します。地域のタイムゾーンでデータリセットが行われる予定時刻については、設定ページを参照してください。
リセットが発生したときからデータが収集されますが、ダッシュボードに表示されるまで最大 4 時間かかる場合があります。それまで、データをリセットする他の日を指定できません。
データのリセットは以下の Analytics の要素に影響します。
ダッシュボード: 表や図などのデータを含め、表示されているデータを完全に消去します。
カスタムイベントデータ: ダッシュボードから完全に消去されます。プロジェクトに設定したカスタムイベントは再有効化する必要はありません。
レポート、ファネル、セグメント: これらの設定に関連付けられた (プロジェクトで作成した) すべてのデータは、ダッシュボードから完全に消去されます。ただし、設定自体は削除されません。 例えば、3 段階のファネルを作成してデータを入力し、それからデータをリセットすると、3 段階のファネルは依然としてダッシュボードに表示されますが、データは表示されません。
生データのエクスポート: これはデータのリセットを実行しても影響を受けません。エクスポートを実行して履歴データにアクセスできます。さらに、以前に実行したすべてのエクスポートは、生データエクスポート画面のアクティビティの表に引き続き表示されます。
データリセットを実行するには、リセットする Analytics プロジェクトのダッシュボードを開き、 設定 ページに進み、“Reset the analytics data for this project” の Begin Process を押すと、メッセージが表示されます。 メッセージを注意深く確認し、テキストボックスにプロジェクトの名前を入力し、Reset Data をクリックします。 データリセットは直ちに行われます。
データがリセットされると、設定 ページで行ったリセットについて以下の詳細が表示されます。
リセットが行われた日時。
リセットを実行したユーザー。
ノート: プロジェクトのオーナーとマネージャーのみがこのアクションを実行できます。プロジェクトユーザーには、リセットを実行する権限がありません。