Unity スタイルシート (USS) は、アセットとして認識される、スタイル規則をサポートするテキストファイルです。USS テキストファイルには拡張子 .uss
が必要です。
USS は以下によって構成されます。
以下は、スタイル規則の基本的な構文です。
selector {
property1: value;
property2: value;
}
スタイルシートを定義したら、それを ビジュアルツリー に適用することができます。セレクターは、要素を照合し、USS ファイルからどのプロパティが当てはまるかを解決します。セレクターが一致する要素を見つけると、その要素にスタイル宣言が適用されます。
例えば、以下のルールは全ての Button
オブジェクトに適合します。
Button {
width: 200px;
}
USS は、以下のような各種の基準に基づいて要素を照合する、いくつかのタイプのシンプルセレクターおよび複合セレクターをサポートしています。
name
プロパティまた USS は、疑似クラス もサポートしています。これをセレクターに使用することで、特定の状態にある要素をターゲットにしたり、:root
要素を選択することができます。
要素が複数のセレクターに一致する場合、USS は 優先される 方のセレクターのスタイルを適用します。
USS は一式のシンプルセレクターをサポートしています。これは CSS のsh人プルセレクターと類似していますが全く同じではありません。以下の表は、USS のシンプルセレクターの簡単なリファレンスです。
セレクタータイプ | 構文 | マッチ |
---|---|---|
タイプセレクター | Type {...} |
特定の C# タイプあるいはビジュアル要素タイプを持つ要素 |
クラスセレクター | .class {...} |
特定の USS クラスが割り当てられた要素 |
名前セレクター | #name {..} |
特定の name 属性が割り当てられた要素 |
ユニバーサルセレクター | * {...} |
任意の要素 |
USS は、CSS の複合セレクターのサブセットをサポートしています。以下の表は、USS の複合セレクターの簡単なリファレンスです。
セレクタータイプ | 構文 | マッチ |
---|---|---|
子孫セレクター | selector1 selector2 {...} |
ビジュアルツリー内の別の要素の子孫である要素 |
子セレクター | selector1 > selector2 {...} |
ビジュアルツリー内の別の要素の子要素 |
複数セレクター | selector1selector2 {...} |
全てのシンプルセレクターに一致する要素 |