ビルド設定

Unity は、異なるプラットフォーム、および異なる設定で、アプリケーションをビルドすることができます。このドキュメントでは、ビルドのための、シーン、ターゲットプラットフォーム、設定の定義方法について説明します。

プラットフォームと設定を選択し、ビルドプロセスを開始するには、Build Settings ウィンドウを使用します。Build Settings ウィンドウにアクセスするには、Unity のメインメニューから File > Build Settings と選択してください。

ビルドのタイプ

Unity が生成するビルドには、以下の 2 つのタイプがあります。

リリース ビルド: アプリケーションの実行に必要なものだけが含まれています。これがデフォルトのビルドタイプです。
開発ビルド: スクリプトデバッグシンボルとプロファイラーが含まれています。開発ビルドオプションを選択すると、ディーププロファイリングサポートやスクリプトデバッグなどの追加的なオプションが使用可能になります。これらのオプションについては Generic Platform Settings セクションで説明しています。

開発中のイテレーションを高速化するために、Unity では インクリメンタルビルドパイプライン を使用します。これは、前回のビルド以降に変更があった場合にのみアーティファクトを再ビルドします。詳細はインクリメンタルビルドパイプラインを参照してください。

ビルド内のシーンの管理

アプリケーションのビルド時に、Unity は Scenes In Build ペインで選択された全てのシーンをビルドします。Unity は、リストに表示されている順序でシーンをビルドします。

リスト内のシーンは、追加、除外、削除、並び替えすることが可能です。

現在開いている全てのシーンをリストに追加するには: Add Open Scenes を選択します。Project ウィンドウからシーンをリストにドラッグすることもできます。
リスト内のシーンをビルドから除外するには: そのシーンの隣にあるチェックボックスをオフにします。これにより、そのシーンはビルドから除外されますが、リストからは除外されません。
リストからシーンを削除するには: シーンを選択して Delete を押します。
シーンの順序を調整するには: リスト内のシーンをドラッグアンドドロップしてシーンの順序を入れ替えます。

Platform リスト

各ビルドには、必ずターゲットプラットフォームが必要です。Platform ペインには、ビルドのターゲットにできる全てのプラットフォームが表示されます。

コンピューターにインストールされている Unity のバージョンごとにプラットフォームのリストがあります。

必要なプラットフォームがリストにない場合は、以下のいずれかを行ってください。

Build Settings ウィンドウ内で:
1. 追加したいプラットフォームを選択します。
2. Install または Download を選択します。
Unity Hub > Installs 内で:
1. 使用している Unity バージョンに表示されている 3 つの点を選択します。
2. Add Modules を選択します。
3. ガイドに従ってプラットフォームモジュールをインストールします。

ビルドのターゲットプラットフォームの変更は、以下の手順で行えます。

ターゲットにしたいプラットフォームを選択します。
ヒント: リスト内で、現在ターゲットプラットフォームとして選択されているプラットフォームの横に Unity のアイコンが表示されます。
Switch Platforms を選択します。
ターゲットプラットフォームに適した形式でアセットが再インポートされる必要がある場合は、切り替え処理に長い時間がかかることがあります。