プラグインは、Unity Package Manager のVersion Control package から入手可能です。
Plastic SCM for Unity を Version Control パッケージ経由で使用するためには、Plastic SCM Asset Store プラグインを Unity プロジェクトからアンインストールする必要があります。以下はその手順です。
ノート: Unity Project のルートにある .plastic
ワークスペースフォルダーは、Version Control パッケージで読み込むことができるため、削除する必要はありま せん。
サポートされているどのバージョンでも Window* > Plastic SCM** の順に移動して Plastic SCM for Unity にアクセスできます。そこから、簡単な初期プロセスを経て、アカウントの設定を行い、Unity プロジェクトが正しく設定されていることを確認します。
Plastic SCM プラグインにより、Unity エディターで Plastic SCM ウィンドウを使用できます。 Plastic SCM ウィンドウを使って、以下のようなファイルの変更を管理します。
Plastic SCM ウインドウには、プロジェクト内の新規および変更されたファイルの一覧が表示されます。新しいファイルを加えたり、既存のファイルに変更を加えたりすると、影響を受けるファイルが Plastic SCM ウインドウに自動的に表示されます。
Plastic SCM ウィンドウを開くには、Window > Plastic SCM を選択します。
Unity プロジェクトで Plastic SCM プラグインを使用するには、Plastic SCM ウィンドウか Plastic SCM GUI でプロジェクト用のワークスペースを作成する必要があります。
Unity エディターでプロジェクトの新しいワークスペースを作成するには、以下を行います。 1. Window > Plastic SCM を選択します。 2. リポジトリ名、ワークスペース名、プロジェクトのパスを指定します。デフォルトでは、既存のプロジェクトのパスと名前が使用されます。 3. Plastic SCM を開発者として使うか (Plastic SCM の全機能)、アーティスト (簡略化されたワークフロー用) として使うかを選択します。
ワークスペースを作成すると、 **Plastic SCM ** ウィンドウにプロジェクトファイルが表示されます。さらに、Plastic SCM は、ワークスペース、つまりプロジェクトフォルダーに ignore ファイル を自動的に作成します。
プロジェクトを Plastic SCM ワークスペースに接続すると、Plastic SCM ウィンドウの Pending Changes タブに、既存のプロジェクトファイルがすべて Added and private として表示されます。これらのファイルをワークスペースに加えるには、チェックイン する必要があります。
ファイルをチェックインすると、 Pending changes タブが更新され、チェックインしたファイルの一覧が表示されなくなります。さらに、Plastic SCM GUI が以下を表示します。
ファイルをチェックインするには以下を行います。
変更内容は、Plastic SCM GUI の Changesets ビューに表示されます。
Plastic SCM プラグインを使ってワークスペースを作成すると、ワークスペース内に ignore ファイルが自動的に作成されます。このファイルには、ソース管理から除外するファイルタイプとパスのデフォルトリストが含まれています。 共有リポジトリから除外したいファイルがプロジェクト内にある場合は、ignore ファイルに追加します。
無視 (除外) することを選択したファイルは、Pending changes リストから削除されます。 特定のファイル名、フォルダー全体、特定の拡張子を持つすべてのファイルを除外することができます。
詳細は ignore files を参照してください。
更新されたファイルを以前のバージョンと比較するには、Plastic SCM ウィンドウでファイルを右クリックして、Diff を選択します。これにより、Differences ビューが開き、リポジトリのソースとローカルコピーが比較されます。これはテキストのみの表示です。
プロジェクトで行った変更を残しておきたくない場合、前のバージョン、つまり直近のチェックインのバージョンに戻すことができます。ファイルの変更を元に戻すには、Pending changes タブでファイルを選択し Undo changes を選択します。
Unity エディターの Plastic SCM ウィンドウを使用して、プロジェクトのバージョン管理を行います。プロジェクトがまだ Plastic SCM に接続されていない場合、Plastic SCM ウィンドウに新しいワークスペースを作成するためのビューが表示されます。 以下の表で、このビューのフィールドについて説明します。
フィールド | 説明 |
---|---|
Repository name | リポジトリの名前。デフォルトでは、プロジェクト名です。 |
Workspace name | ワークスペースの名前。デフォルトでは、プロジェクト名です。 |
Path on disk | プロジェクトのパスです。デフォルトでは、開いているプロジェクトの保存場所です。 |
Developer ラジオボタン | このオプションを選択すると、ブランチのマージ、プッシュ、プルを含む Plastic SCM の全機能が利用できます。 |
Artist ラジオボタン | このオプションを選択すると、マージや複数ブランチを使用せずにファイルのチェックインを行うシンプルなワークフローを行えます。 |
Create workspace ボタン | 入力した内容で、プロジェクトのワークスペースを作成します。 |
以下の表は、Unity エディター の Plastic SCM ウィンドウについて説明します。
フィールド | 説明 |
---|---|
Branch | 現在作業しているワークスペースのブランチを表示します。 |
Pending changes タブ | プロジェクトで変更されたファイルの一覧を表示します。 |
Incoming changes タブ | ローカルバージョンのプロジェクトにまだ含まれていない外部の変更点をワークスペースに表示します。 |
Launch branch explorer (Developer モードのみ) | クリックすると、ブランチエクスプローラーが開きます。 |
Launch Plastic (Developer モードのみ) | クリックすると Plastic SCM が開きます。 |
Configure Gluon (Artist モードのみ) | クリックすると Plastic Gluon が設定モードで開きます。 |
Launch Gluon (Artist モードのみ) | クリックすると Plastic Gluon が開きます。 |
Pending changes タブには、プロジェクトのローカルバージョンにある新規および変更されたファイルが表示されます。このタブを使用して、ファイルを Plastic ワークスペースにチェックインしたり、バージョンコントロールからファイルを除外したり、変更されたファイルを以前チェックインしたバージョンと比較したりします。
フィールド | 説明 |
---|---|
Checkin changes | 選択したファイルをワークスペースにコミットします。変更内容をチェックインする前に、テキストボックスにコメントを入力する必要があります。 |
Undo changes | 選択したファイルに加えられたローカルの変更を元に戻します。 |
Keep items locked (Artist モードのみ) | チェックイン操作の後、アイテムをロックしたままにします。この機能は、ファイルに複数の変更を加えても、個別の変更として別々にチェックインしたい場合などに便利です。アイテムのロックを解除するには、このボタンの選択を解除します。 |
Options | クリックすると Options ウィンドウが開きます。 |
Item | ファイルの名前とパスです。ファイルは、変更の種類によってグループ化されています。例えば以下の通りです。 Changed Deleted Added |
状態 | ファイルの状態を表します。例えば以下の通りです。 Changed Removed locally Private |
Size | ファイルのサイズです。 |
Extension | ファイルの拡張子です。 |
Type | ファイルタイプです。 |
Date modified | 変更した日時。 |
Repository | 変更が行われたリポジトリを表します。つまり、ローカルリポジトリや、他のユーザーが変更を行った場合はリモートリポジトリなどです。 |
Pending changes ビューについて詳しくは、こちらを参照してください。
Incoming changes タブでは、ローカルバージョンのプロジェクトにまだ含まれていない外部の変更点をワークスペースに表示します。 このタブを使用して、リモートワークスペースから最新の変更を取得します。
フィールド | 説明 |
---|---|
Update workspace | ワークスペースの外部の変更に合わせて、プロジェクトを更新します。 |
Path | ファイルのパスと名前です。 |
Last edited by (Artist モードのみ) | 変更をチェックインしたユーザー。 |
Size | ファイルのサイズです。 |
Date modified (Artist モードのみ) | ファイルの直近のチェックインの日付。 |
Author (Developer モードのみ) | 変更をチェックインしたユーザー。 |
Details (Developer モードのみ) | 更新操作が、関連する変更をどのように行うかを説明します。 |
Resolution method (Developer モードのみ) | ディレクトリ競合を解決する際に、ユーザーが選択した解決方法を表示します。 |
Incoming Changes 機能について詳しくは、こちらを参照してください。
Options ウィンドウを使用して、Plastic SCM ウィンドウの動作を制御します。 以下の表では、Plastic SCM ウィンドウのオプションについて説明します。
フィールド | 説明 |
---|---|
What to find タブ | |
Show checkouts | 以下のファイルが表示されます: Plastic で明示的にチェックアウトしたもの 移動したもの マージが進行中のもの |
Find changed files in the workspace | ワークスペースのディレクトリ構造をチェックして、変更されたファイルをタイムスタンプを利用して特定します。 |
Check the content to determine files as changed, not just timestamp | 更新されたタイムスタンプによってファイルのハッシュを計算し、ファイルの内容が実際に変更されたことを確認します。 |
What to show タブ | |
Auto-refresh | Plastic は必要に応じて Pending Changes (保留中の変更) リストを自動的に更新するため、手動で更新する必要がありません。 |
Show private files | 新規ファイルやツールで生成されたコンテンツなど、ソース管理にコミットされていないファイルを表示します。 |
Show ignored files | ignore リストに加えたファイルを表示します。 |
Show hidden files | hidden リストに加えたファイルを表示します。 |
Show deleted files and directories | Plastic 管理外のワークスペースで手動で削除したファイルを表示します。 |
Move detection タブ | |
Find moved and renamed files and directories | ファイル名の変更や移動の可能性があるかどうかをワークスペースで検索します。例えば、あるファイルが削除され、別のファイルが加えられた、など。 |
Match binary files only when they have the same extension | バイナリファイルのファイル照合を、同じ拡張子のファイルに限定します。 |
Match text files only when they have the same extension | テキストファイルのファイル照合を、同じ拡張子のファイルに限定します。 |
Similarity percentage | ファイルの移動や名前変更と見なすために、ファイルがどの程度類似する必要があるかを定義します。 テキストファイルの場合、このパーセンテージはコンテンツに関係します。 バイナリファイルの場合、このパーセンテージはファイルサイズに関係します。 ディレクトリ構造の場合、これはディレクトリエントリーの合計数に対する子のパーセンテージに関係します。 |
Options ウィンドウについて詳しくはこちらを参照してください。