Version: 2020.3
言語: 日本語
カスタムレンダーパイプラインの作成
カスタムレンダーパイプラインでのレンダーパイプラインアセットとレンダーパイプラインインスタンスの作成

スクリプタブルレンダーパイプラインに基づくカスタムレンダーパイプラインの作成

このページでは、スクリプタブルレンダーパイプライン (SRP) に基づいて独自のカスタムレンダーパイプラインを作成するための情報を提供します。

新しいプロジェクトの作成とカスタムレンダーパイプラインに必要なパッケージのインストール

ここでは、SRP Core パッケージを使用して、カスタムレンダーパイプラインを作成する方法を説明します。SRP Core は Unity が作成したパッケージで、独自のレンダリングパイプラインを作るための再利用可能なコードが含まれています。例えば、プラットフォーム固有のグラフィックス API を扱うための定型コード、一般的なレンダリング操作のためのユーティリティ関数、URP や HDRP が使用するシェーダーライブラリなどです。SRP Core の詳細は、SRP Core パッケージのドキュメント を参照してください。

  1. 新しい Unity プロジェクトを作成します。
  2. Git を使用してSRP ソースコードリポジトリのクローンを作成します。SRP ソースコードは、予約された Project サブフォルダーの 1 つでない限り、ディスク上の任意の場所に置くことができます。
  3. Git を使用して、SRP ソースコードのコピーを Unity エディターのバージョンと互換性のあるブランチに更新します。ブランチとバージョンに関する情報は、SRP リポジトリドキュメントの Using the latest version を参照してください。
  4. Unityでプロジェクトを開き、ディスクの SRP ソースコードフォルダーの以下のパッケージを以下の順序でインストールします。ディスクからパッケージをインストールする方法は、 ローカルフォルダーからのパッケージインストールを参照してください。
    • com.unity.render-pipelines.core.
    • オプション: com.unity.render-pipelines.shadergraph. シェーダーグラフを使用する場合や、カスタム SRP の一部としてシェーダーグラフのソースコードを変更する場合は、このパッケージをインストールしてください。
    • オプション: com.unity.render-pipelines.visualeffectgraph. Visual Effect Graph を使用する場合や、SRP の一部として Visual Effect Graph ソースコードを変更する場合は、このパッケージをインストールしてください。

これで、SRP ソースコードのコピーのスクリプトにデバッグや変更を行い、変更の結果を Unity プロジェクトで確認できます。

URP または HDRP のカスタムバージョンの作成

URP と HDRP には、必要なグラフィックスとパフォーマンスを実現するための幅広いカスタマイズオプションがあります。ただし、さらに詳細な制御が必要な場合は、これらのレンダーパイプラインの 1 つをカスタムバージョンで作成し、ソースコードを変更できます。

上のセクションのステップ 1–3 に従って、新しいプロジェクトを作成し、SRP に必要なパッケージをインストールします。ステップ 4 に達したら、以下のパッケージを以下の順序でインストールします。

URP

  • com.unity.render-pipelines.core
  • com.unity.render-pipelines.shadergraph
  • com.unity.render-pipelines.universal

HDRP

  • com.unity.render-pipelines.core
  • com.unity.render-pipelines.shadergraph
  • com.unity.render-pipelines.high-defintion
カスタムレンダーパイプラインの作成
カスタムレンダーパイプラインでのレンダーパイプラインアセットとレンダーパイプラインインスタンスの作成