Version: 2018.4
言語: 日本語
Slider Joint 2D
Target Joint 2D

Spring Joint 2D

Spring Joint 2D コンポーネントにより二つのゲームオブジェクトがバネでつながったような物理挙動に制御されます。スプリングは二つのオブジェクトの軸に沿って力を加えて、その間の距離を一定に保ちます。

プロパティ 機能
Enable Collision 接続された 2 つのオブジェクトが互いに衝突する場合は、チェックを入れます。
Connected Rigid Body このジョイントと接続するオブジェクトを指定します。ここを None にすると、Connected Anchor 設定による定義で、ジョイントの一方の端が空間に固定されます。入力欄の右側にあるサークルを選択すると、接続先オブジェクトのリストを見ることができます。
Auto Configure Connected Anchor 他のオブジェクトとこのジョイントを接続したときに、自動的に位置を固定する場合は、チェックを入れます。 (チェックを入れるのは Connected Anchor とまったく同じ事になります。)
Anchor The place (in terms of X, Y co-ordinates on the RigidBody) where the end point of the joint connects to this object.
Connected Anchor The place (in terms of X, Y co-ordinates on the RigidBody) where the end point of the joint connects to the other object.
Auto Configure Distance Check this box to automtically detect the distance between the two objects and set it as the distance that the joint keeps between the two objects.
Distance The distance that the spring should attempt to maintain between the two objects. (Can be set manually.)
Damping Ratio The degree to which you want to suppress spring oscillation: In the range 0 to 1, the higher the value, the less movement.
Frequency The frequency at which the spring oscillates while the objects are approaching the separation distance you want (measured in cycles per second): In the range 0 to 1,000,000 - the higher the value, the stiffer the spring.
Break Force Specify the force level needed to break and so delete the joint. Infinity means it is unbreakable.

詳細

有用なすべての 2D ジョイントの背景情報の詳細とヒントは Joints 2D を参照してください。

このジョイントはスプリングのように振る舞います。目的は2点間の直線距離を維持することです。この設定は Distance から変更できます。それら2点は Rigidbody2D コンポーネントを持つオブジェクト2つか、Rigidbody2D コンポーネントと空間上の固定位置で指定できます。(空間上の固定位置には Connected Rigidbody を None に指定することで接続できます)。ジョイントは直線的な力を両方のリジッドボディに適用し、トルク(回転力)は適用しません。

ジョイントはシミュレートされたバネを使用しています。よって、ばね定数とバネの動きを設定することができます。

硬く、かろうじて動くバネ

  • 高めの Frequency (1,000,000 が最高) にするとバネは硬くなります。

  • 高めの Damping Ratio (1 が最高) にすると、かろうじてバネが動きます。

緩く、動くバネ

  • 低めの Frequency にするとバネは緩くなります。

  • Damping Ratio を低く設定すると、スプリングがよく動くようになります。

スプリングがオブジェクト間で力を適用すると、設定した距離を通り越し、継続的に振動しながら何度も跳ね返ることが多いです。Damping Ratio はオブジェクトがどのくらい素早く動きを止めるかを設定します。Frequency はオブジェクトがどのくらい素早くターゲットの距離を両側から抑制するかを設定します。

このジョイントには制約があります。

  • 2つのリジッドボディ上のアンカーポイント間の直線距離を0に維持します。

このジョイントを使用すると、スプリングや接続を用いてお互いに繋がっているかのように反応し、回転もできる物理オブジェクトを構成できます。例えば、

  • 半剛体のように振る舞う複数のオブジェクトで構成された身体のキャラクターを作成できます。キャラクターのボディパーツを接続させるのに Spring Joint を使用し、お互いのパーツに対して柔軟な動きができるようにします。ボディパーツを緩く結合させるか、硬く結合させるを指定できます。

ヒント:

  • Frequency がゼロの場合はとても特殊なケースで、最も硬いバネとなります。
  • Spring Joint 2D は Box 2D spring-joint を使用します。 Distance Joint 2D も Box 2D spring-joint を使用していますが、こちらは Frequency を 0 に設定しています。技術的には Spring Joint 2D の Frequency を 0 に設定し、 Damping を 1 に設定すると Distance Joint 2D と同一のものになります。
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