ここでは、各イベントタイプの概要を説明します。各イベントメンバーの詳細な説明とその目的に関しては、スクリプトリファレンスを参照してください。
IMouseCaptureEvent
を実装するイベント
MouseCaptureEvent
は、要素がマウスキャプチャを取得するときに送信されます。
target
: キャプチャを取得する要素
MouseCaptureOutEvent
は、要素がマウスキャプチャを解放したり、失うと送信されます。
target
: キャプチャを失う要素
IChangeEvent
を実装するイベント
ChangeEvent <T>
は、要素の値が変化するときに送信されるジェネリックイベントです。これは、通常、コントロールが変更されるときに送信されます。InputEvent
コントロールでは、このイベントはコントロール内のすべての入力イベントに対して送信されるのではなく、値が変更されるときにのみ送信されます。これは、通常、コントロールがフォーカスを失うか、Enter
キーが押された場合です。
<T>
値の型
target
値が変化した要素
previousValue
コントロールの古い値
newValue
コントロールの新しい値
ICommandEvent
を実装するイベント
target
キーボードフォーカスのある要素。要素がフォーカスを持っていない場合は null。
commandName
検証または実行するコマンド
このイベントは、コマンドがパネル内の要素によって処理されるかどうかを決定する間、IMGUI によって送信されます。
このイベントは、パネルの要素がコマンドを実行するときに IMGUI によって送信されます。
ドラッグアンドドロップ操作中に送信されるイベント
ドラッグアンドドロップ操作がキャンセルされ、ドロップターゲットがドラッグされた要素を受け取らなかった場合に送信されるイベント
ドラッグされた要素がドロップターゲットの上に移動した場合に送信されるイベント
ドラッグされた要素は、それらを受領するターゲットにドロップされた場合に送信されるイベント。これで、ドラッグアンドドロップ操作が終了します。
ドラッグされた要素が新しいドロップターゲットに侵入した場合に送信されるイベント
ドラッグされた要素がドロップターゲットエリアから出た場合に送信されるイベント
要素の位置またはサイズが変更されたときに送信されるイベントです。このタイプのイベントはイベントターゲットにのみ送信されます。それらは伝搬しません。
target
新しいジオメトリを持つ要素
oldRect
要素の以前の位置とサイズ
newRect
要素の新しい位置とサイズ
IFocusEvent
を実装するイベント
これらのイベントは、要素がキーボードフォーカスを得たり、失うときに送信されます。フォーカスイベントには 2 つのセットがあります。
FocusOutEvent
と FocusInEvent
はフォーカスの変更が発生する直前に、伝播経路に沿って送信されます。FocusEvent
と BlurEvent
はフォーカスの変更が発生した直後に、イベントのターゲットにのみ送信されます。要素がフォーカスを失う直前に送信されるイベント
target
フォーカスを失う要素
relatedTarget
フォーカスを得る要素
要素がフォーカスを得る直前に送信されるイベント
target
フォーカスを得る要素
relatedTarget
フォーカスを失う要素
要素がフォーカスを失った後に送信されるイベント
target
フォーカスを失った要素
relatedTarget
フォーカスを得た要素
要素がフォーカスを得た後に送信されるイベント
target
フォーカスを得た要素
relatedTarget
フォーカスを失った要素
データがビジュアル要素 (通常はコントロール) に入力されるときに送信されるイベント。このイベントは、コントロールの値が変更されなくても、コントロールのすべての入力イベントに対して送信されるという点で ChangeEvent
と異なります。
target
入力が発生した要素
previousData
以前のデータ
newData
新しいデータ
IKeyboardEvent
を実装するイベント
ユーザーがキーボードのキーを押下するときに送信されるイベント
target
キーボードフォーカスを持つ要素。キーボードフォーカスを持つ要素がない場合は、パネルのルート要素。
ユーザーがキーボードのキーを離すときに送信されるイベント
target
キーボードフォーカスを持つ要素。キーボードフォーカスを持つ要素がない場合は、パネルのルート要素。
IKeyboardEvent
を実装するイベント
要素がマウスをキャプチャしている間、マウスイベントはキャプチャ要素にのみ送信されます。伝播はありません。
ユーザーがマウスボタンの 1 つを押下するときに送信されるイベント
target
ある要素がマウスのキャプチャを取得していた場合、マウスをキャプチャしている要素がターゲットになります。それ以外の場合は、カーソルの下の最も選択される可能性が高い要素がターゲットです。
ユーザーがマウスボタンの 1 つを離すときに送信されるイベント
target
ある要素がマウスのキャプチャを取得していた場合、マウスをキャプチャしている要素がターゲットになります。それ以外の場合は、カーソルの下の最も選択される可能性が高い要素がターゲットです。
ユーザーがマウスを動かすと送信されるイベント
target
ある要素がマウスのキャプチャを取得していた場合、マウスをキャプチャしている要素がターゲットになります。それ以外の場合は、カーソルの下の最も選択される可能性が高い要素がターゲットです。
ユーザーが 3 番目のマウスボタンを押下、離すときに送信されるイベント。このイベントは IMGUI との後方互換性のためにのみ存在します。
ユーザーがマウスホイールをアクティブにするときに送信されるイベント
target
ある要素がマウスのキャプチャを取得していた場合、マウスをキャプチャしている要素がターゲットになります。それ以外の場合は、カーソルの下の最も選択される可能性が高い要素がターゲットです。
マウスがウィンドウに侵入するときに送信されるイベント
target
ある要素がマウスのキャプチャを取得していた場合、マウスをキャプチャしている要素がターゲットになります。それ以外の場合は、カーソルの下の最も選択される可能性が高い要素がターゲットです。
マウスがウィンドウを離れるときに送信されるイベント
target
要素がマウスのキャプチャを得ていた場合、ターゲットはマウスをキャプチャしている要素です。そうでない場合は、カーソルが要素の上にないため null です。
マウスが要素またはその子孫の 1 つに侵入するときに送信されるイベント。このイベントはマウスが侵入する各要素に送信されるという点で、MouseOverEvent
とは異なります。このイベントは伝播されません。
target
マウスカーソルの下の要素、または、その子孫の 1 つ
マウスが要素またはその子孫の 1 つから出るときに送信されるイベント。このイベントは、マウスが出ていく各要素に送信されるという点で、MouseOutEvent
と異なります。このイベントは伝播されません。
target
マウスカーソルが離れたばかりの要素、または、子孫の要素の 1 つ
マウスが要素に侵入するときに送信されるイベントです。このイベントはマウスが侵入する要素にだけ送信されるという点で、MouseOverEvent
とは異なります。このイベントは伝播されません。
target
マウスカーソルの下にある要素。
マウスが要素から出るときに送信されるイベントです。このイベントは、マウスが出ていく要素のみに送信されるという点で、MouseOutEvent
と異なります。このイベントは伝播されます。
target
マウスカーソルが離れたばかりの要素
コンテキストメニューにメニューアイテムを設定する必要があるときに、ContextualMenuManager
によって送信されるイベント
target
コンテキストメニューが作成される要素。
要素が IPanel
に設定された直後に送信されるイベント。パネルの設定は再帰的であるため、要素のすべての子孫もこのイベントを受信します。
target
パネルに設定される要素
要素が IPanel
から設定解除される直前に送信されるイベント。パネルの設定は再帰的であるため、要素のすべての子孫もこのイベントを受信します。
target
パネルから設定解除される要素
ツールチップが表示される直前に送信されるイベント。ハンドラーは TooltipEvent.tooltip
文字列と TooltipEvent.rect
を設定します。
target
ツールチップを表示する必要がある要素。
IMGUI 特有のイベントをカプセル化するために使用されるイベント