Version: 2017.3
IL2CPP のしくみ
IL2CPP を使ったマネージバイトコードストリップ

IL2CPP ビルド時間の最適化

プロジェクトを IL2CPP でビルドすると、ビルド時間はとても長くなります。ただし、ビルド時間を著しく短くするための方法がいくつかあります。

インクリメントビルドの使用

インクリメントビルドを行う場合、C++ コンパイラーは、最後にコンパイルしてから変更が加えられたファイルのみを再度コンパイルします。 インクリメントビルドを行うには、(ターゲットディレクトリを削除せずに) 以前のビルドロケーションと同じ場所にプロジェクトをビルドします。

プロジェクトとビルドフォルダーをマルウェア対策のソフトウェアスキャンから除外

プロジェクトをビルドする前に、マルウェア対策のソフトウェアを無効にしてビルド時間を向上させることができます。(Unity テクノロジーズの検証では、新しくインストールした Windows 10 で Windows Defender を無効にした後、50 – 66% ビルド時間が減少しました。)

プロジェクトとビルドフォルダーを Solid State Drive (SSD) に格納

Solid State Drive (SSD) は以前からあるハードディスクドライブ (HDD) に比べ、より速く読み込み、書き込みを行えます。IL コードを C++ に変換しそれをコンパイルすることは、大量の読み込み、書き込み操作を伴います。ストレージデバイスのスピードが速いと、この処理もより早くなります。

IL2CPP のしくみ
IL2CPP を使ったマネージバイトコードストリップ