物理演算
Unity はプロジェクト内の物理演算のシミュレーションを行うことで、オブジェクトの加速や、衝突や重力などのさまざまな力に正しく応答するように設定できます。Unity には、プロジェクトのニーズに合わせて使用できる、各種の物理演算エンジン (3D、2D、オブジェクト指向、データ指向) の実装が揃っています。このページで、そのドキュメントへのリンクをお知らせします。
ユーザーインターフェースで基本的な物理演算の目標を達成することができますが、シミュレーションをより制御するためには、C# を使い慣れている必要があります。C# のスキルを向上させるには、Unity Learn Junior Programmer コースを参照してください。
オブジェクト指向プロジェクトのためのビルトインの物理演算エンジン
プロジェクトがオブジェクト指向の場合は、ニーズに合った Unity のビルトインの物理演算エンジンを使用します。
- ビルトインの 3D 物理演算 (Nvidia PhysX エンジンインテグレーション)
- ビルトインの 2D 物理演算 (Box2D エンジンインテグレーション)
データ指向プロジェクトの物理エンジンパッケージ
プロジェクトで Unity の Data-Oriented Technology Stack (DOTS) を使用する場合は、専用の DOTS 物理パッケージをインストールする必要があります。利用可能なパッケージは以下の通りです。
- Unity Physics パッケージ: デフォルトでインストールする必要がある DOTS 物理演算エンジン。すべてのデータ指向プロジェクトで物理演算のシミュレーションを行います。
- Havok Physics for Unity パッケージ: Unity のための Havok 物理演算エンジンの実装。Unity Physics パッケージの拡張として使用されます。このパッケージには特定のライセンス体系が適用されます。