Version: 2022.3
言語: 日本語
Size by Speed モジュール
Rotation by Speed モジュール

Rotation over Lifetime モジュール

このモジュールでは移動に伴うパーティクルの回転を手がけることができます。

Rotation over Lifetime モジュールの使用

このモジュールは、Particle System コンポーネントの一部です。新しい Particle System ゲームオブジェクトを作成するとき、または終了したゲームオブジェクトに Particle System コンポーネントを加えるとき、Unity は Rotation over Lifetime モジュールを Particle System に加えます。デフォルトでは、このモジュールは無効化されます。新しい Particle System を作成し、このモジュールを有効にするには、以下を行います。

  1. GameObject > Effects > Particle System をクリックします。
  2. Inspector 内で Particle System コンポーネントを見つけます。
  3. Particle System コンポーネントで、Rotation over Lifetime モジュールの折り畳みを見つけます。
  4. 折り畳みメニューのヘッダーの左側にあるチェックボックスを有効にします。

API

このモジュールは Particle System コンポーネントの一部であるため、ParticleSystem クラスを通してアクセスします。ランタイムにアクセスし値を変更する方法については、Rotation over Lifetime モジュール API ドキュメント を参照してください。

プロパティ

このセクション内の一部のプロパティでは、異なるモードを使用して値の設定が行えます。使用可能なモードについての詳細は、Varying properties over time を参照してください。

プロパティ 機能
Separate Axes 軸ごとに回転を指定することができます。これが有効になっていると、X, Y, Z のそれぞれの軸に回転を入力するためのフィールドが表示されます。
Angular Velocity 1 秒毎の度単位による回転速度。詳細は以下を参照してください。

詳細

この設定は、爆発によって生じる破片などの小さな固形オブジェクトをパーティクルで表現する時に有効です。ランダムな回転値を割り当てることで、滞空中に直立状態のままになっているよりもエフェクトがよりリアルになります。また、ランダムに回転させると、同じ形状のパーティクルが規則正しく並んで見えてしまうのを崩す事ができます(同じテクスチャが何度も繰り返されて見えると、とても目立ちます)。

葉は、3D回転をランダムにした状態でレンダリングされています。
葉は、3D回転をランダムにした状態でレンダリングされています。

オプション

Angular Velocity プロパティは、デフォルトである一定速度から変更することができます。右側にあるドロップダウンをクリックすると変更できます。

プロパティ 機能
Constant 一秒毎の度単位によるパーティクル回転速度。
Curve 角速度は、パーティクルの生存時間中に変化するように設定する事ができます。インスペクター下部にあるカーブエディタを使って、パーティクルの生存時間中に速度がどう変化するかを制御できます (下の図 A を参照)。Separate Axes チェックボックスをチェックすると、 X, Y, Z 軸それぞれに、カーブした角速度を指定することが可能です。
Random Between Two Constants このモードでは、Angular Velocity プロパティが2つ存在し、2つの値の間で回転できるようになります。
Random Between Two Curves 角速度は、カーブで指定することにより、パーティクルの生存中にわたって変化するように設定することが可能です。このモードでは、2つのカーブが編集可能で、それぞれのパーティクルは、定義したこの 2 つのカーブからランダムにカーブを選びます (下の図 B を参照)。

図 A: Z軸の角速度

図 B: 角速度を決める2つのカーブ

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