Version: Unity 6.0 (6000.0)
言語 : 日本語
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コマンドラインを使った Unity のインストール

組織で Unity のデプロイを自動化したい場合は、コマンドラインを使ってエディターやその他のコンポーネントをインストールすることが可能です。コンポーネントは、Unity のデプロイを自動化するために使用できる通常のインストーラー実行プログラムとパッケージです。

Unity インストーラーを使用して、Unity コンポーネントをコンピューターのフォルダーにダウンロードできます。

  1. インストーラーをダウンロードして実行します。インストーラーのリリースバージョンは、Unity ダウンロードアーカイブから入手できます。プレリリースバージョンのインストーラーについては、ベータプログラムのページを参照してください。
  2. Choose Components で、自動的にデプロイするすべてのコンポーネントを選択します。
  3. Choose Download and Install locationsDownload to ラジオボタンをクリックします。
  4. コンポーネントのインストーラーを保存する場所を入力します。
  5. インストールを終了します。

指定したダウンロード場所に移動します。フォルダーの中に、選択したコンポーネントのインストーラーファイルとコンポーネントをインストールするために実行するスクリプトファイル (Windows では install.bat、Linux や macOS では install.sh) があります。

Windows にダウンロードしたインストーラー
Windows にダウンロードしたインストーラー

ダウンロードしたコンポーネントを使用して Unity を別のコンピューターにインストールするには、フォルダーのコンテンツをインストール先のコンピューターにコピーし、インストールスクリプトを実行します。

コマンドラインを使って個々の Unity コンポーネントを Windows にインストール

コマンドラインを使って Windows に Unity エディターとコンポーネントをインストールするには、以下のオプションを使用します。

ノート: インストールコマンドラインの引数は大文字と小文字を区別します。

Unity エディターのインストール

コマンド 説明
/S サイレントインストール (質問なしのインストール) が実行されます。
/D=PATH デフォルトのインストールディレクトリを設定します。サイレントインストールオプションと組み合わせると便利です。デフォルトのフォルダーは C:\Program Files (x86)\Unity (32 ビット) または C:\Program Files\Unity (64 ビット) です。

:

UnitySetup64.exe /S /D=E:\Development\Unity

この例では、E:\Development\Unity フォルダーに Unity をサイレントインストールします。このフォルダーが Unity インストールのルートになります。この場合、エディターの実行ファイルは E:\Development\Unity\Editor\Unity.exe にインストールされます。デフォルトのインストールディレクトリは、コマンドラインの最後の引数にする必要があります。指定したパスにスペースが含まれている場合でも、引用符で囲んではいけません。

Unity エディターのアンインストール

サイレントアンインストールを行うには、コマンドラインかスクリプトを使って Uninstall.exe /S を実行します。

ノート: プロセスはすぐに終了しますが、ファイルが実際に削除されるまでには遅延があります。これはアンインストーラーが、それ自体を削除できるように一時的に別の場所にコピーされるためです。作業ディレクトリを Unity のインストール場所の内部に置かないように気を付けてください。この場合、アンインストーラーによるフォルダーの削除ができません。

Standard Assets のインストール

Standard Assets のサイレントインストールを行うには以下を実行します。

UnityStandardAssetsSetup.exe /S /D=E:\Development\Unity

ノート: フォルダーを指定する場合は、Unity のルートフォルダー (Editor フォルダーを包含し、かつ、Unity.exe のインストール場所でないフォルダー) を使用します。

Example Project のインストール

Example Project のサイレントインストールを行うには以下を実行します。

UnityExampleProjectSetup.exe /S /D=E:\Development\Unity

ノート: デフォルトフォルダーは C:\Users\Public\Documentation\Unity Projects\Standard Assets Example Project です。

コマンドラインを使用した macOS への Unity のインストール

個々の Unity インストーラーは .pkg ファイルの形で提供されます。このファイルは installer コマンドを使って以下のようにインストールできます。

Unity エディターのインストール

指定したターゲットボリュームの /Applications/Unity フォルダーにエディターをインストールするには、以下のように入力します。

sudo installer [-dumplog] -package Unity.pkg -target /

Standard Assets のインストール

指定したボリュームの /Applications/Unity/Standard Assets フォルダーに Standard Assets をインストールするには、以下のように入力します。

sudo installer [-dumplog] -package StandardAssets.pkg -target /

Example Project のインストール

指定したボリュームの /Users/Shared/Unity/Standard-Assets フォルダーに Example Project をインストールするには、以下のように入力します。

sudo installer [-dumplog] -package Examples.pkg -target /

異なるバージョンの同時インストール

同じコンピューターに複数のバージョンのUnityをインストールできます。

macOS では、インストーラーは Unity という名前のフォルダーを作成し、同じ名前を持つ既存のフォルダーがあれば上書きします。Mac に複数のバージョンの Unity をインストールするには、他のバージョンをインストールする前に既存の Unity フォルダーの名前を変更します。

Windows では、インストールフォルダーは常に Unity X.Y.Z[fp]W と名付けられます。f は正式なリリース版に、p はパッチリリースに使用されます。

Unity フォルダーの名前を変更する場合は、新しいフォルダーに論理的な名前を付けることを強く推奨します (例えば、名前の終了にバージョン番号を追加するなど)。オフラインドキュメントへの既存のショートカット、エイリアス、リンクは、古いバージョンの Unity を指していない可能性があります。これは特にオフラインドキュメントで混乱を招く可能性があります。オフラインドキュメントへのブラウザーブックマークが突然機能しなくなった場合は、URL のフォルダー名が正しいことを確認してください。

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