Version: 2019.2
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高度なゲーム開発

エディターのトラブルシューティング

次のセクションでは複数の状況において Unity エディターでの問題をトラブルシューティングの方法を説明します。一般的にはコンピューターが 動作環境 を満たすことを確認し、最新であること、システムで必要なユーザーパーミッションがあることをチェックします。また、プロジェクトを保護するために定期的にバックアップします。

バージョン

異なるフォルダーに複数のエディターのバージョンをインストールできます。しかし、プロジェクトは新しいバージョンによりアップデートされると古いバージョンの Unity では開けなくるため、あらかじめバックアップしてください。詳細については、Unity のダウンロードとインストール に関するマニュアルページを参照してください。

アドオンのライセンスは Unity のメジャー番号が同じ場合、例えば 3.x や 4.x、のみ有効です。もし Unity のマイナーバージョンのアップグレードを行う場合(例えば 4.0 から 4.1 へ)、アドオンは保持されます。

アクティベーション

インターネット経由のアクティベーションで Unity ライセンスを生成するのが一般的な方法です。しかし問題がある場合は次のステップにしたがってください。

  1. コンピューターをネットワークから切断しておきます。切断しなかった場合、“tx_id invalid” エラーが出るかもしれません。
  2. Manual Activation を選択します。
  3. Save License Request をクリックします。
  4. 任意のフォルダー、例えば Downloads フォルダーを選択します。
  5. ネットワークを再接続して https://license.unity3d.com/ を開きます。
  6. Browse をクリックして、license request ファイルを選択します。
  7. Unity に必要なライセンスを選択したうえ、必要な情報を入力します。
  8. Download License をクリックしてファイルを保存します。
  9. Unity に戻り、必要に応じて Manual Activation を選択します。
  10. Read License をクリックしてダウンロードしたライセンスファイルを選択します。

それでも登録やユーザーアカウントへのログインに問題がある場合はお手数ですが support@unity3d.co.jp へご連絡ください。

起動の失敗

もし Unity の起動時にクラッシュする場合は、コンピューターが最低限の 動作環境 を満たしているかを確認します。さらにグラフィックドライバやサウンドドライバを最新にアップデートします。

もしディスク書き込みエラーが発生した場合はユーザーアカウントの制約をチェックします。MacOS の場合、“root user” とすることは推奨ではなく、Unity のテストもこのモードでは行われていません。Unity は常にこれらのフォルダーで書き込みパーミッションをつけていますが、もしこれらを手動で許可している場合は、次のフォルダーをチェックします、

Windows:

  • Unity のインストールフォルダー
  • %AllUsersProfile%\Unity (typically C:\ProgramData\Unity)
  • C:\Documents and Settings\\Local Settings\Application Data\Unity
  • C:\Users\\AppData\Local\Unity

MacOS:

  • Unity.app のパッケージコンテンツ
  • /Library/Application Support/Unity
  • ~/Library/Logs/Unity

ユーザーからの報告には、ネイティブでないパーティションでフォーマットしたハードディスクを使用したり、特定のソフトウェアを使用してストレージデバイス間でデータ変換を行ったりして、トラブルが発生しているケースがあります。

Fonts

壊れたフォントにより Unity がクラッシュする場合があります。次の方法により壊れたファイルを見つけることができます。

Windows:

  1. コンピューター上の “Windows” フォルダーにある fonts のフォルダーを開きます。
  2. “表示”から “詳細” を選択します。
  3. ファイルサイズが“0”のフォントについては問題のあるファイルなので“サイズ”カラムをチェックします。
  4. 壊れたファイルを削除して再インストールします。

MacOS:

  1. Font Book アプリケーションを起動します。
  2. すべてのフォントを選択します。
  3. “ファイル” メニューを開き、“フォントを検証” を選択します。このとき問題のあるフォントは無効と表示されます。
  4. 壊れたファイルを削除して再インストールします。

システムのリソースが制限されている場合があります。例えばバーチャルマシン上で実行されている場合などです。タスクマネージャーを使用して大量のメモリを消費しているプロセスを探します。

破損したプロジェクトやインストールの失敗

Unity が壊れたプロジェクトを開こうとする場合があります。これはデフォルトのサンプルプロジェクトの場合も同様です。その場合はプロジェクトのフォルダーをリネームするか移動してください。Unity が正しく起動した後、必要ならばプロジェクトをリストアすることもできます。

インストールに失敗した場合、Unity を再インストールする必要があります。- 以下の手順を試してください。

Windows では、インストールエラー、レジストリの破損、不整合、その他の問題が発生する場合があります。例えば 0xC0000005 エラーは不正なメモリアクセスが行われたことを示します。もし最近、新しいハードウェアやドライバを追加した場合、ハードウェアを外して置き換えることによって、それが原因かどうかの判断をします。診断ソフトウェアを実行してオペレーティングシステムのトラブルシューティングの情報をチェックします。

パフォーマンスとクラッシュ

もしエディターでビルドして実行する時に時間がかかったりクラッシュする場合、利用可能なシステムリソースがすべて消費されたことが原因の場合があります。プロジェクトのビルドをする際に他のすべてのアプリケーションを閉じます。ユーティリティを使用してシステムをクリーンアップしてタスクマネージャー (Windows) やアクティビティモニタ (MacOS) を使用して大量のリソース(例えばメモリなど)、を消費しているプロセスがあるか探します。時々、アンチウィルスソフトウェアにより、スキャン時にファイルシステムの速度低下や最悪の場合、完全にブロックすることがあります。

プロジェクトの破損

プロジェクトが破壊される要因はたくさんあるので、不慮の事故を未然に防止するため、プロジェクトを継続的にバックアップするべき です。MacOS の場合、専用の外部ハードディスクを確保して、Time Machine を有効化してください。データを喪失してしまったら、何かしらのファイルリカバリユーティリティを試すことはできますが、元に戻せないかもしれません。

再インストール

次のステップにしたがってエディターを再インストールします。

  1. Unity をアンインストールします。MacOS の場合は Unity アプリをごみ箱に移動します。

  2. 次のファイルがある場合は削除します。

    • Windows
      • %AllUsersProfile%\Unity\ (typically C:\ProgramData\Unity)
    • MacOS:
      • /Library/Application Support/Unity/
  3. コンピューターを再起動します。

  4. 最新版を Web サイトからダウンロードします。これは元のインストーラが壊れている場合があるためです。

  5. Unity を再インストールします。

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