Version: 2017.4
シーンビュー
ゲームオブジェクトの配置

シーンビューの操作

シーンビューには素早く効率的に動き回るのに役立つナビゲーションコントロールがあります。

シーンギズモ

シーンビューの右上の隅にシーンギズモがあります。これはシーンビューカメラの現在の方向を表示し、カメラの視野角と投影モードの素早い変更を可能にします。

シーンギズモには、キューブの各側面に円錐を逆さにしたようなアームがあります。前方に突き出したアームには X, Y, Z とラベルがついています。アームのいずれかをクリックすると、アームが示す軸の方向 (Top ビュー、Left ビュー、Front ビューなど) へシーンビューのカメラの方向を変えます。キューブを右クリックしてビュー方向のリストメニューを出すこともできます。デフォルトのビュー方向に戻すには、シーンギズモを右クリックし Free を選択します。

また、透視投影 のオンとオフを切り替えることができます。これは、シーンビューの投影モードを 透視投影平行投影 (「等角投影」と呼ばれることもあります) 間で変更します。これを行うには、シーンギズモの中央のキューブか、シーンギズモの下にある文字をクリックします。平行投影ビューは遠近法でなく、アームをクリックして正面、上方、側面の平面図を得るのに便利です。

透視投影モード(左)と 平行投影モード(右)
透視投影モード(左)と 平行投影モード(右)
平行投影モードで、同じシーンを上と前から見た図
平行投影モードで、同じシーンを上と前から見た図

(上のシーンの出典は BITGEM)

シーンビューの視点が変になってしまったら (カメラが上下に逆さになったり、画角が変になってしまった場合)、ギズモの中心にあるキューブをシフト+クリックすると、いつでも少し横から見下ろす状態の 透視投影 ビューに戻すことができます。

ギズモの右上にあるロックをクリックすると、シーンの回転を有効/無効にすることができます。いったんシーンの回転を無効にすると、マウスの右クリックはビューを回転させるのではなく、パンします。これは、ハンドツール (下の ハンドツール を参照) と同様です。

2D モード では XY 平面を垂直に見たビューしかないので、シーンギズモは表示されないことに注意してください。

シーンギズモ: Mac のトラックパッドジェスチャー

トラックパッドを搭載した Mac では、2 本の指でドラッグするとビューをズームできます。

また、3 本の指を使用することで シーンギズモ のアームをクリックする動作ができます。上下左右にドラッグしてシーンビューカメラを対応する方向にスナップします。MacOS X 10.7 Lion の場合、この機能を有効にするためにはトラックパッドの設定を変更する必要があります。

  • 「システム環境設定」を開き、「トラックパッド」を開きます。(もしくはスポットライトで、トラックパッドと検索します。)
  • 「その他のジェスチャ」オプションをクリックしてください。
  • 「ページ間をスワイプ」というラベルの付いた最初のオプションをクリックします。そして「3本指でスワイプ」か「2本指または3本指でスワイプ」のどちらかに設定します。

シーンビューでの移動、回転、ズーム

移動、回転、ズームはシーンビューナビゲーションにおいて重要な操作です。したがって Unity では最大限に使いやすくするために、これらの操作について複数の方法を用意しています。

方向キーでの移動

方向キー を使用して、「歩き回る」ように、シーンの中を動く事ができます。上下の方向キーは、カメラ向きに沿って前方と後方に移動させます。左右の方向キーは横に向かってビューをパンします。Shift キーと方向キーを一緒に押すとより速く移動できます。

ハンドツール

ハンドツールを選択すると (ショートカット: Q)、以下のマウス操作ができます。

移動: クリック&ドラッグでカメラを移動します。

回転: Alt を押したまま、クリック&ドラッグでカメラを現在のピボットポイントを中心に回転します。2D モードのビューは平行投影のため、このオプションは 2D モードでは使用できません。

ズーム: Alt を押したまま、右クリック&ドラッグで、シーンビューをズームできます。Mac では、Control を押したまま、左クリック&ドラッグします。

さらに Shift を押したままで行うと移動やズームが速くなります。

フライスルーモード

フライスルーモード では、多くのゲームでナビゲートするように 1人称ビューで辺りを飛んでシーンビューをナビゲートすることができます。

  • 右マウスボタンをクリックしたままにする。
  • ビューの移動は、マウスを使いながら WASD キーを使用すると、左/右/前/後に移動し、QE キーで上下に移動します。
  • Shift を押したままにすると、より速く動くようになります。

フライスルーモードは、 透視投影モード のために設計されています。 平行投影モード では、マウスの右ボタンを押しながらマウスを動かすとカメラが周回します。

2D モードではフライスルーモードは使用できないことに注意してください。その代わりに、マウスの右ボタンを押したままマウスを移動すると、シーンビューをパンすることができます。

動きのショートカット

より効率良くするために、これらのすべての制御はどのトランスフォームツールが選択されていても使用できます。一番便利な制御の仕方は、使用しているマウスまたトラックパッドに依存します。

動き 3 ボタンマウス 2 ボタンマウス、トラックパッド Mac - 1 ボタンマウス、トラックパッド
移動 Alt + 中央のマウスボタンを押しながら、ドラッグ Alt + Control + 左クリックしながら、ドラッグ Alt + Command + 左クリックしながら、ドラッグ
回転 (2D モードでは使用不可) Alt + 左クリックしながら、ドラッグ Alt + 左クリックしながら、ドラッグ Alt + 左クリックしながら、ドラッグ
ズーム スクロールホイールを使用、または、Alt + 右のマウスボタンを押しながら、ドラッグ Alt + 右クリックしながら、ドラッグ 指 2 本でズームイン/アウトにスワイプ、または、Alt + Command + 左クリックしながら、ドラッグ

ビューをゲームオブジェクト上にセンタリング

シーンビューをゲームオブジェクトが中心になるようにセンタリングするには、Hierarchy でゲームオブジェクトを選択し、マウスをシーンビューへ移動し、F を押します。メニューバーで Edit > Frame Selected を選択しても同様です。オブジェクトが移動してもビューをオブジェクトに固定したい場合は、 Shift と F を押します。これは、メニューバーで Edit > Lock View to Selected を選択しても同じです。

シーンギズモは、ひそかに Tetraxial Perspectagon と呼ばれています。

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