Unity のメジャーバージョンがリリースされるといつも、ブラウザーの Webplayer プラグインもまた更新され最新の機能を使用できるようにします。プラグインは起動時に新しいバージョンがあるかをチェックして必要な場合は自動的にアップグレードします。
Unity は下位互換を重視していますが、それでも新しいバージョンにより既存の Webplayer でバグが発生する可能性はあります。プラグインは自動的にアップデートするため、そのように発生したバグが修正されるまでユーザーが Web ゲームをプレイできない場合があり、そのときに正しく動作していたランタイム版を入手する方法ごない場合があります。
このような問題を回避するため、プラグインは Unity ランタイムの複数バージョンを保持するように設計されていて Release Channels と呼ばれます。ランタイムへのアップデートがリリースされるとき、プラグインは自動的に取得されますが、前回バージョンのコピーを保持します。最新のチャネルは Release と名付けられ、前回分は Stable と名付けられます。デフォルトでプラグインは、特定の webplayer により必要な機能のすべてをサポートするもっとも古いチャネルを使用します。これにより新しいゲームで新機能を活用しつつ、既存ゲームをダウンさせる新しいバグを回避することごできます。
リリースのあとにしばらく時間がたってから、Release チャネルが十分に安定性がテストされた後、Stable ステータスに移行され、それ以降はすべてのプレイヤーのデフォルトとして使用されます。
チャネルシステムによりアップグレードの問題は回避されるとはいえ最新のランタイムでテストできることは有用です。Unity ブラウザープラグインによりコンテキストメニューから希望のチャネルを選択することができます(Web ページのコンテンツ領域で右クリック)。
チャネルは上から順に、より最新のチャネルが並んでいます。アイテムをメニューから選択すると webplayer コンテンツを実行するために最低限必要なバージョンとして使用されます(もし Release チャネルを選択すると古い Stable チャネルは使用されなくなります)。もっとも古いバージョンを選択することでデフォルトのチャネル選択に戻すことができます。通常は Release および Stable チャネルが利用可能ですがシステムはオープンエンドなので時によっては他のチャネル (例えばベータテストとして) が表示される場合があります。
さらに、メニューで開発モード (Development) に切り替えるオプションがあり、webplayer で デバッグ および プロファイラー を有効化し、さらにプレイヤーのコードで例外を投げた場合にいつでもエラーコンソールが表示される機能があります。