シーンビューには素早く効率的に動き回るのに役立つナビゲーションを制御する機能があります。
カーソルキー を使用して、「歩き回る」ように、シーンの中を巡る事ができます。上下のカーソルキーは、カメラが向いている方向の前方、後方にカメラを移動させます。左右のカーソルキーは左右横向きにビューをパンします。Shift キーとカーソルキーを一緒に押すとより速く移動できます。
ヒエラルキーでゲームオブジェクトを選択したら、マウスをシーンビューへ移動し、F を押してください。すると、ビューはオブジェクトの中心へと移動します。この機能は ‘Edit’ メニューの ‘Frame Selected’ を参照してください。一方で、オブジェクトが移動して Shift+F を押した場合であってもビューをオブジェクトに固定したい場合は、‘Edit’ メニューの ‘Lock View to Selected’ を参照してください。
移動、回転、ズームはシーンビューナビゲーションにおいて重要になる操作です。したがって Unity では最大限に使いやすくするために、これらの操作について複数のやり方を用意しています。
ハンドツールを選択すると (ショートカット Q)、以下のマウス操作ができます。
移動: クリック&ドラッグでカメラを移動させます。
回転: Alt キーを押しながらクリック&ドラッグでカメラを現在のピボットポイントの周囲を周回移動させます。このオプションは、ビューとして正投影である 2D モードでは使用できません。
ズーム: Alt を押したまま、右クリックでシーンビューをズームします。Mac では Control を押しながらクリック&ドラッグでこの代わりになります。
さらに Shift を押したままで行うと移動やズームが速くなります。
より効率良くするために、これらのすべての制御はどのトランスフォームツールが選択されていても使用できます。 一番便利な制御の仕方がどれになるかは、使用しているマウスまたトラックパッドに依存します。
アクション | 3 ボタンマウス | 2 ボタンマウスやトラックパッド | 1 ボタンマウスやトラックパッドの Mac |
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移動 | Alt を押しながら中ボタンをクリック&ドラッグ | Alt-Control を押しながらクリック&ドラッグ | Alt-Command 押しながらクリック&ドラッグ |
*回転 | Alt を押しながらクリック&ドラッグ | Alt を押しながらクリック&ドラッグ | Alt を押しながらクリック&ドラッグ |
拡大 | Alt を押しながら、右ボタンクリック&ドラッグやホイールをスクロール | Alt を押しながら右ボタンクリック&ドラッグ | Alt-Control を押しながら、クリック&ドラッグや2本指スワイプ |
* 2D モードでは使用できません。
フライスルー モードは、多くのゲームでナビゲートするのと同様に辺りを飛んでシーンビューをナビゲートすることができます。
フライスルーモードは、 パースペクティブモード(Perspective Mode) のために設計されています。 平行投影モード (Isometric Mode) では、マウスの右ボタンを押しながらマウスを動かすと代わりにカメラが周回します。
2D mode ではフライスルーモードは使用できないことに注意してください。マウスの右ボタンを押したままマウスを移動すると、シーンビュー中をパンすることができます。
シーンビューの右上の隅に シーンギズモ があります。これはシーンビューカメラの現在の向きを表示し、カメラの視野角と投影モードを素早く変更できます。
円錐形の軸をクリックすると、その軸が表す方向にシーンビューカメラをスナップする事ができます (トップビュー、レフトビュー、フロントビューなど) 。
シーンギズモの中心部分にある四角形か、その下にあるテキストをクリックすることで、シーンビューの投影方法を、パースペクティブとオーソグラフィック (’アイソメトリック’とも呼ばれる) で切り替える事も可能です。オーソグラフィックビューにはパースが無いので、正面図や側面図などの平面図を見たい時には円錐軸をクリックすると良いでしょう。
(シーンは BITGEM から拝借させていただきました)
シーンビューがおかしな事になってしまったら (カメラが上下にひっくり返ったり、画角が変になってしまった場合) 、ギズモ中心にあるキューブをシフト+クリックすると、いつでも少し見下ろし状態のパースペクティブビューに戻すことができます。
2D mode では XY 平面を垂直に見たシーンのみですのでシーンギズモが表示されませんので注意してください。
トラックパッドを搭載した Mac では、2 本の指でドラッグするとビューをズームできます。
また、3 本の指を使用することで シーンギズモ の腕をクリックする動作ができます。上下左右にドラッグしてシーンビューカメラを対応する方向にスナップします。MacOS X 10.7 “Lion” の場合、この機能を有効にするためにはトラックパッドの設定を変更する必要があります。