XR Ray Interactor
離れたところにあるインタラクタブルとの相互作用に使用するインタラクター。このインタラクターに対して現在有効なターゲットのセットを更新するレイキャストを介して処理されます。
プロパティ | 説明 |
---|---|
Interaction Manager | このインタラクターが相互作用する XRInteractionManager (None の場合は検出を行います)。 |
Interaction Layer Mask | この Interaction Layer Mask に含まれるレイヤーと重複する Interaction Layer Mask を持つインタラクタブルとのインタラクションを許可します。 |
Enable Interaction with UI GameObjects | このインタラクターが UI に影響を及ぼすことを可能にします。 |
Force Grab | Force Grab はオブジェクトを直接手に取るのではなく、離れたところから手の中に移動させます。 |
Anchor Control | ジョイスティックでアタッチアンカーポイントを移動できるようにします。 |
Rotate Speed | Anchor Control が有効な場合にのみ表示され使用できます。アンカーを回転する速度です。 |
Translate Speed | Anchor Control が有効な場合にのみ表示され使用できます。アンカーを移動する速度です。 |
Rotate Reference Frame | Anchor Control が有効な場合にのみ表示され使用できます。アタッチアンカーポイントを回転する際にアップ軸を定義するオプションの参照フレーム。設定していない場合は、Attach Transform のローカルのアップ軸で回転します。 |
Attach Transform | インタラクタブルのアタッチポイントとして使用される Transform 。None の場合は自動でインスタンス化され、 Awake に設定されます。これを設定しても、以前のオブジェクトは自動で除去されません。 |
Ray Origin Transform | レイキャストの開始位置と最初の方向。 None の場合は自動でインスタンス化され、 Awake に設定されて、XRBaseInteractor.attachTransform のポーズで初期化されます。この設定によって以前のオブジェクトが自動で除去されることはありません。 |
Line Type | レイキャストの種類。 |
Straight Line | Line Type を Straight Line に設定すると、シーンに対して、設定された長さの 1 つのレイキャストを実行します。 |
Projectile Curve | Line Type を Projectile Curve に設定すると、投射物の軌跡をサンプリングして放物線を生成します。 |
Bezier Curve | Line Type を Bezier Curve に設定すると、制御点と終点を使用して 2 次ベジェカーブを作成します。 |
Max Raycast Distance | Line Type が Straight Line の場合にのみ表示され使用できます。 この値を大きくすると、線がさらに遠くまで届くようになります。 |
Reference Frame | Line Type が Projectile Curve または Bezier Curve の場合にのみ表示され使用できます。 地表面と上方向を定義するカーブの参照フレーム。起動時に設定されていない場合は、 XROrigin.Origin GameObject の特定が試みられ、見つからなかった場合は、デフォルトでグローバルな上方向と原点が使用されます。 |
Velocity | Line Type が Projectile Curve である場合にのみ表示され使用できます。投射物の初速。 この値を大きくすると、カーブがさらに遠くまで届くようになります。 |
Acceleration | Line Type が Projectile Curve である場合にのみ表示され使用できます。 参照フレーム内で投射物にかかる重力。 |
Additional Ground Height | Line Type が Projectile Curve である場合にのみ表示され使用できます。 投射物が移動を続ける、地面より低い位置における追加の高さ。この値を大きくすると、終点の高さがより低くなります。 |
Additional Flight Time | Line Type が Projectile Curve である場合にのみ表示され使用できます。 投射物が調整された地面の高さに着地した後の追加の滞空時間。この値を大きくすると、終点の高さがより低くなります。 |
Sample Frequency | Line Type が Projectile Curve または Bezier Curve である場合にのみ表示され使用できます。 Unity がカーブパスの近似に使用するサンプルポイントの数。この値を大きくすると近似の質は高くなりますが、それと引き換えにレイキャストの数に由来するパフォーマンス低下が生じます。 値を n にすると、n - 1 本のレイキャストの線分が作成されます。Line Type として Straight Line を使用する場合は、有効な値が常に 2 になるため、このプロパティは使用されません。 |
End Point Distance | Line Type が Bezier Curve である場合にのみ表示され使用できます。 この距離の値を増やすと、カーブの終端が起点からさらに遠くまで延びます。 |
End Point Height | Line Type が Bezier Curve である場合にのみ表示され使用できます。 この値を減らすと、カーブの終端が起点に対して低くなります。 |
Control Point Distance | Line Type が Bezier Curve である場合にのみ表示され使用できます。 この値を増やすと、カーブの頂点が起点から遠くなります。 |
Control Point Height | Line Type が Bezier Curve である場合にのみ表示され使用できます。 この値を上げると、カーブの頂点が起点に対して高くなります。 |
Raycast Mask | レイキャストのターゲットを限定するためのレイヤーマスク。 |
Raycast Trigger Interaction | レイキャストを介してトリガーボリュームを利用するタイプのインタラクション。 |
Hit Detection Type | レイキャストに適用するヒット検出の種類。 |
Raycast | Hit Detection Type を Raycast に設定すると、衝突検出に Physics Raycast を使用します。 |
Sphere Cast | Hit Detection Type を Sphere Cast に設定すると、衝突検出に Physics Sphere Cast を使用します。 |
Hit Closest Only | Unity が最も近いインタラクタブルのみをインタラクションの有効なターゲットとみなすかどうか。 有効にすると、最も近いインタラクタブルのみがホバーイベントを受け取るようになります。有効にしていない場合は、ヒットしたインタラクタブルはすべて有効とみなされ、このインタラクターが複数のホバーを行います。 |
Blend Visual Line Points | Unity がレイキャストに使用する線のサンプルポイントと、コントローラーの現在のポーズをブレンドします。これを使用すると線とコントローラーが常につながったビジュアル表現になり、ラグはできません。 コントローラーがトラッキング入力を直接サンプリングしてからレンダリングを行い、入力待ち時間を減らすように設定されている場合は、レイキャスト用のサンプルカーブの起点を基準とした新しい位置や回転で、コントローラーが配置されることがあります。 値が false の場合は、線はレイキャストラインの末端に向かってカーブするのではなく、固定の参照フレームに収まって表示されます。 |
Select Action Trigger | Unity がコントローラーからの選択入力アクションを解釈する方法を選択します。各種の入力スタイルを管理して、現在ボタンが押されているか、あるいはアクティブ状態が切り替わるかなどの点から、このインタラクターが選択を実行できるかどうかを判定します。 |
Keep Selected Target Valid | たとえ有効なターゲットでなくなっても初期選択の後にインタラクタブルの選択を維持するかどうか。 有効にすると、インタラクタブルが有効なターゲットのリストに含まれなくなった場合でも、 XRInteractionManager が選択を維持します。無効にすると、インタラクタブルが有効なターゲットのリストに含まれなくなった場合に、インタラクションマネージャーが選択を解除します。このプロパティを無効にする一般的なケースは、テレポーテーションに使用した Ray インタラクターがすでに指していないテレポーテーションインタラクタブルの選択を解除する場合です。 |
Hide Controller On Select | このインタラクターが選択時にコントローラーモデルを非表示にするかどうかを制御します。 |
Allow Hovered Activate | 現在選択しているものがない状況で、このインタラクターがホバーしているが選択はしていないインタラクタブルに、アクティベートまたは非アクティベートイベントを送信するかどうかを制御します。デフォルトで、インタラクターは選択しているインタラクタブルにのみ、アクティベートまたは非アクティベートイベントを送信します。 |
Hover To Select | 有効にすると、インタラクターがインタラクタブルに対するホバーを一定時間続けた後に、そのインタラクタブルが自動的に選択される。 |
Starting Selected Interactable | このインタラクターが起動時に自動で選択するインタラクタブル (任意、None も可)。 |
Audio Events | これらは、この表の最下部に記載した Interactor Events と同じ選択イベントおよびホバーイベントに紐づいています。以下のオーディオイベントは、それらのイベントに合わせて指定したオーディオクリップを再生するのに便利です。 |
On Select Entered | 有効にすると、インタラクターがインタラクタブルの選択を開始する際に、再生するオーディオクリップを示す UI が Unity エディターに表示されます。 |
On Select Exited | 有効にすると、インタラクターがインタラクタブルの選択を正常に終了する際に、再生するオーディオクリップを示す UI が Unity エディターに表示されます。 |
On Select Canceled | 有効にすると、インタラクターがインタラクタブルの選択をキャンセルする際に、再生するオーディオクリップを示す UI が Unity エディターに表示されます。 |
On Hover Entered | 有効にすると、インタラクターがインタラクタブルへのホバーを開始する際に、再生するオーディオクリップを示す UI が Unity エディターに表示されます。 |
On Hover Exited | 有効にすると、インタラクターがインタラクタブルへのホバーを正常に終了する際に、再生するオーディオクリップを示す UI が Unity エディターに表示されます。 |
On Hover Canceled | 有効にすると、インタラクターがインタラクタブルへのホバーをキャンセルする際に、再生するオーディオクリップを示す UI が Unity エディターに表示されます。 |
Haptic Events | これらは、この表の最下部に記載した Interactor Events と同じ選択イベントおよびホバーイベントに紐づけられています。以下の触覚イベントは、それらのイベントに対して触覚フィードバックを返す方法として便利です。 |
On Select Entered | 有効にすると、インタラクターがインタラクタブルの選択を開始するときに再生される触覚フィードバックの継続時間 (秒) と強度 (正規化済み) を示す UI が、Unity エディターに表示されます。 |
On Select Exited | 有効にすると、インタラクターがインタラクタブルの選択を正常に終了したときに再生される触覚フィードバックの継続時間 (秒) と強度 (正規化済み) を示す UI が、Unity エディターに表示されます。 |
On Select Canceled | 有効にすると、インタラクターがインタラクタブルの選択をキャンセルするときに再生される触覚フィードバックの継続時間 (秒) と強度 (正規化済み) を示す UI が、Unity エディターに表示されます。 |
On Hover Entered | 有効にすると、インタラクターがインタラクタブルへのホバーを開始するときに再生される触覚フィードバックの継続時間 (秒) と強度 (正規化済み) を示す UI が、Unity エディターに表示されます。 |
On Hover Exited | 有効にすると、インタラクターがインタラクタブルへのホバーを正常に終了するときに再生される触覚フィードバックの継続時間 (秒) と強度 (正規化済み) を示す UI が、Unity エディターに表示されます。 |
On Hover Canceled | 有効にすると、インタラクターがインタラクタブルへのホバーをキャンセルするときに再生される触覚フィードバックの継続時間 (秒) と強度 (正規化済み) を示す UI が、Unity エディターに表示されます。 |
Interactor Events | Interactor Events のページを参照してください。 |